生活していくうえで欠かすことができないのが“コミュニケーション”。仕事に限らず、私生活でも学校でも趣味の世界でも、人と人が関わる以上、なんらかのコミュニケーションは交わす必要があります。
そして、コミュニケーションに悩んだことのない人は、ほとんどいないのではないでしょうか。
今回は少し毛色を変えて、コミュニケーションに関するおすすめの資格を一覧で紹介していきたいと思います。
今回紹介する資格一覧 |
コミュニケーション検定 |
JCAAコミュニケーション能力認定講座 |
コミュニケーション能力資格取得講座 |
ビジネスコミュニケーション検定 |
ビジネス能力検定ジョブパス |
人生の質を変える!?コミュニケーションを上達させる理由!
コミュニケーション。この言葉自体はさまざまな意味を持ちますが、あえて日本語に訳すなら「意思疎通」でしょうか。
自分の考えを伝え、相手の考えを知る。こういった行為の経験がない人は、1人もいないはずです。
ということは、学び上達すれば、必ず役に立ちます。仕事にも、私生活にも。それは間違いありません。
しかし、人は1人ひとり、みんな違います。当然、適切な意思疎通の方法も人それぞれです。
なら、学んでも仕方ないんじゃないか?
そんなことはありません。
「人生の質は、コミュニケーションの質で変わる」という有名な言葉があるように、コミュニケーションの取り方を学べば、役立つ場面は至るところに存在するでしょう。
そんなコミュニケーション能力について、本記事では就職・転職にフォーカスして解説していきます。
コミュニケーション資格を取る理由
社会人にとって。それだけではなく、人間にとって。コミュニケーション能力が大切だということは誰もが知っています。
しかし、それは目に見える能力ではありません。また、数値化することもできません。
だからこそ、資格を取得すると大きなメリットが生まれるのです。
能力の証明になる
皆さんの周りにもきっといる、「コミュ力おばけ」。しかし、彼らがコミュニケーション能力に長けていることは分かっても、なぜ、どこが、どう優れているのか。それを説明することは難しいのではないでしょうか。
だからこそ、客観的な指標である資格を持っていることがアドバンテージになるのです。
意欲の証明になる
もうひとつ、明確なメリットがあります。もしかすると、こちらの方が大きな意味を持つかもしれません。
それが「意欲の証明」です。
先ほども書いたとおり、適切なコミュニケーションの取り方は人によって異なります。そして、時代によっても変化します。
そんな中、コミュニケーション関連の資格を取得していれば、「学ぶ気がある=時代によるアップデートにも対応してくれる」と期待してもらえます。
キャリアアップにつながる
仕事をしていれば、なにかしらの意思疎通が必要になります。立場が上がりチームをまとめ、マネジメントを求められるようになると、その重要性はさらに高まります。
つまり、部下を率いる上司にとって、コミュニケーション能力は必要な素質の1つなのです。
おまけ:私生活にも役立つ
さまざまな資格の中には、仕事でしか活かす場面が訪れないものもあります。
しかし、コミュニケーション能力関連の資格は違います。日常生活でも大きな力を発揮します。
そして、私生活が充実すれば、仕事にもいい影響を与えるでしょう。
ちなみに、コミュニケーションとは直接的な“対話”に限りません。メールやチャット、SNSでのやり取りや電話など、間接的な意思疎通にも役立つのもメリットです。
こんなにある!コミュニケーション資格一覧
高いコミュニケーション能力を身に付けることがどれだけ大切か。そしてそれを客観的に証明できる資格取得がどれだけメリットを持っているか。お分かりいただけたでしょうか。
それだけ大切な資格ですから、当然多くの資格があります。
その中から、ジョブリットメディア編集部がおすすめする資格を5つ、ご紹介いたします。
コミュニケーション検定
正式名称 | ACPA認定 コミュニケーション検定○級 |
主催・認定 団体 | サーティファイ コミュニケーション能力認定委員会 |
クラス | 上級、初級 |
合格率 | 83.0% (2023年度平均合格率) |
受験費用 | 上級 4,900円 |
初級 3,000円 | |
公式HP | こちらから |
NPO法人 実務能力認定機構(ACPA)が認定するビジネス向けコミュニケーション能力の検定試験。
「話す」「聞く」という根本から、ビジネスシーンで求められる日本語能力まで、幅広いコミュニケーション能力を持っていると証明できます。
学習時間の目安は初級で19時間ほどと短めで、気軽に勉強・受験できることもメリットです。
JCAAコミュニケーション能力認定講座
正式名称 | JCAA認定 コミュニケーション能力 ○級認定資格 |
主催・認定 団体 | 日本コミュニケーション能力認定協会 |
クラス | 1級、準1級、2級 |
合格率 | ― |
受験費用 | 1級 63,250円 |
準1級 55,000円 | |
2級 31,900円 | |
公式HP | こちらから |
一般財団法人 日本教育推進財団が監修する日本コミュニケーション能力認定協会が認定する資格。
コミュニケーション能力の基本を「聴く力」「伝える(説明する)力」「質問する力」「協調性」の4要素に分類・体系化することで、よりわかりやすく学びやすい講座を実施しています。
受講料が高額となっていますが、2級と準1級は受講すれば認定証をもらえることがメリットです。
コミュニケーション能力資格取得講座
正式名称 | 内閣総理大臣認証NPO認定 コミュニケーション能力 ○級認定資格 |
主催・認定 団体 | 一般財団法人 日本コミュニケーショントレーナー協会 |
クラス | 1級、2級 |
合格率 | ― |
受験費用 | 1級 11,000円 |
2級 2,000円 | |
公式HP | こちらから |
一般財団法人 日本コミュニケーショントレーナー協会が認定する資格。こちらも試験形式ではなく、講座を受講するだけで資格を取得できます。
コミュニケーション心理学をベースに、「聞き方」「伝え方」「信頼関係づくり」を1日で学び、実践することができます。
コミュニケーションに関する基礎を手軽に学べるので、初心者におすすめの講座です。
ビジネスコミュニケーション検定
正式名称 | 全国商業高等学校協会 ビジネスコミュニケーション検定 |
主催・認定 団体 | 公益財団法人 全国商業高等学校協会 |
クラス | ― |
合格率 | 77.7% |
受験費用 | 1,300円 |
公式HP | こちらから |
全国商業高等学校協会、いわゆる“全商”が主催する検定試験。ビジネス分野でのコミュニケーションはもちろん、冠婚葬祭やテーブルマナー、接客マナーなどのビジネスマナーに関する問題、さらには総合問題や関連知識など、幅広い問題が出題されます。
ちなみに、全商の資格というと一般的に「学生向けであって、転職にはあまり役立たない」と言われます。しかし、この資格は別と考えていいでしょう。というのも、ビジネスコミュニケーションに特化した「試験を伴う資格」は種類が少ないためです。
講座ではないため、自身での勉強が必要になりますが、学生にも社会人にもおすすめです。
ビジネス能力検定ジョブパス
正式名称 | 文部科学省後援 ビジネス能力検定ジョブパス○級 |
主催・認定 団体 | 一般財団法人 職業教育・キャリア教育財団 |
クラス | 1級、2級、3級 |
合格率 | 1級 37.9% |
2級 58.9% | |
3級 73.8% | |
受験費用 | 1級 8,000円 |
2級 3,800円 | |
3級 2,800円 | |
公式HP | こちらから |
最後に紹介するのは通称「ジョブパス」。コミュニケーション能力に特化した資格ではありません。ただ、コミュニケーションの基本や指示の受け方、報告・連絡・相談、電話対応といった、ビジネス分野にふさわしい話し方と聞き方が3級のメインとなっているため、ここに含めることにしました。
ちなみに、2級は入社2、3年目程度の実務層に求められる実践的なビジネス能力を測っています。
出題内容とご自身の年齢やキャリアを見比べて、受験するレベルを決定してください。
まとめ:資格取得がゴールじゃない!学び続けることが大事!
あらためて繰り返しますが、コミュニケーションに絶対的な正解はありません。人によって、立場によって、そして時代によって。最適な方法は変化していきます。
そのため、常にアップデートを試みる必要があります。
しかし、コミュニケーションの取り方が上手くなれば、社会人としてだけではなく、人間として生活が豊かになるという、大きなリターンを得ることができます。
就職や転職のために、楽しい人生を送るために。コミュニケーション資格の取得をめざしてはいかがでしょうか。
学歴・経験不問の求人サイト『ジョブリット』には、さまざまな求人情報が掲載されています。こういった求人では資格が大きなアドバンテージとなるので、ぜひそちらもご覧ください。
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