ちょっと前に『逆ハラスメント』について書いたじゃないですか。
その流れというわけじゃないんですけど、ネットのビジネス系記事を漁っていたら、こんなのを見つけてしまいました。
>PRESIDENT Online『「最近おもしろいことあった?」が一発アウト…「オモハラだ」と指摘する”何でもハラスメント”現象が起きる理由』
何かと「ハラスメントだ!」と言われる世の中を軽やかに渡り歩くには、どうしたらよいのか。作家の辛酸なめ子氏は「あまりに細か…
このサイトにも各種のハラスメントを集めた「ハラスメント大辞典」が掲載されていますけど、追加を依頼しなきゃいけないですね(笑)。
申し遅れました。わたくし、“魔王”と申します。「王」とついてるけど、しがない会社員なので、なんの権力もありません。よってぼくはパワハラとは無縁です。芽生(めい)ちゃん、分かった?
いや、ネタじゃないんですよ。パワーハラスメントのパワーって、単なる「力」ではなく「権力」のこと。だからぼくと芽生ちゃんのようにただの先輩・後輩の関係には、本来は成立しないんです。
でもね、今だと“(上司ではなく)先輩によるパワハラ”って当たり前に成立するでしょう? 意味がどんどん拡大しています。
それにくわえて新型のハラスメントもどんどん増えているじゃないですか。
……いやあ、本当に生きにくい世の中になったもんですな。
一体、何ならハラスメントにならないの?

まず、先ほど紹介した記事の中でも、一覧に登場している“新型ハラスメント”のうち、当サイトのハラスメント大辞典にないものを紹介します。
「コクハラ」脈がないのに告白して気まずく不快な思いをさせる
「ネコハラ」リモート会議に飼い猫が映り、猫が苦手な人に不快な思いをさせる
「ミルハラ」相手の身体をジロジロ見る(「ルッハラ」とも)
「ミセハラ」逆に、目立つ服装や露出度の高い服装をしている
出典:PRESIDENT Online『「最近おもしろいことあった?」が一発アウト…「オモハラだ」と指摘する”何でもハラスメント”現象が起きる理由』
まあ、ビジネスシーンに限らないものもあって掲載されていないのかもしれませんが……“大辞典”と名乗るからには、ぜひ追記してもらいたいものです!
でね、今回のコラムの主題は上記ではなく、文中に出てくる12種の新型ハラスメントなんですよ。
これもアウト? 驚愕の新型ハラスメント
文中に出てきたのは「ブリハラ」、「イグハラ」、「ノリハラ」、「オガハラ」、「マトハラ」、「ツカハラ」、「カニハラ」、「ジカハラ」、「ヤスハラ」、「オモハラ」、「スピハラ」、「ジョソハラ」の12種。
このうち会社で出会わないものを、先にかんたんに解説しちゃいますね。
オガハラ…ある健康法を実践している人が、お土産に含まれている砂糖・小麦粉を「毒だ」として受け取ってもらえない
マトハラ…スピリチュアルに傾倒している人が、例えに映画『マトリックス』を出す
カニハラ…カニ料理が出ると「無口になりますね」と言われる
オモハラ…「最近、おもしろいことありました?」と聞かれ、トークを要求される
スピハラ…スピリチュアルに傾倒している人が、「ネガティブな波動が出てる」「気が悪い」と相手をジャッジする
ジョソハラ…団地の花壇に勝手に除草剤をまく
ではそれ以外、会社で出会いそうな新型ハラスメントを解説していきます。
ブリハラ
記事の登場順に書いていきますが、本音はこれと次を最後に回したいくらい強力です。多分、若い方からしても胸糞案件だと思いますので、覚悟して読んでください(笑)。
ブリハラの正式名称(?)は「ブリージングハラスメント」で、ブリージングとは呼吸のこと。
要するに、呼吸してほしくない人が呼吸している=死んでほしいのに生きている、というハラスメントなのだとか。
これを言い出した奴に一言。
お前、何様やねん!
イグハラ
こちらも相当に強烈なハラスメント……というか、ただの悪口です。
正式名称(?)は「イグジストハラスメント」。イグジストは存在という意味なので……さっきと一緒ですね(笑)。
芽生ちゃんにこれ言われて訴えたら、いくら“生きているだけで罪”なおじさんのぼくでも勝てる気がします。
ツカハラ
これは「お疲れ様ですハラスメント」。曰く、『相手を思いやっているようで、言われた側は「疲れて見えるのかも」と気になってしまいます』(記事より引用)とのことです。
うーん、気遣いしたら…というか、単にあいさつしたらハラスメントになる世の中なんですね。
ぼく、そろそろ人生からログアウトするべきなのかな。
ジカハラ
お盆や正月など、長期休暇の前に「“実家に帰るんですか?”と聞かれるハラスメント」なのだとか。
すでに親が亡くなっている可能性や入院、老人ホームへの入居の可能性を考えないからハラスメント……らしいです。
ねえ、こんなの、気になります? ぼくの場合、まだ両親は健在ですけど、本当の実家(生家)にはもう誰も住んでいません。親戚も何人か亡くなっています。ぼくがおじさんなんだから、当たり前です。
でも、例えば芽生ちゃんに気軽に「年末年始休暇は実家ですか?」と聞かれても、なんとも思いませんよ。
ここまでいくと、もう神経質なんて言葉じゃ足りないくらいだと思っちゃいます。
ヤスハラ
「“休みの日は何をしているんですか?”と聞かれるハラスメント」だそうです。
これも同じですね。気にするほうがおかしいと思っちゃいます。
ぼく自身、休みの日なんて家で動画見ながらゲームして、たまにギター弾いて、もっとたまに飲みに行って、あとは平日のお弁当用に料理しておくくらいの“寂しい過ごし方”しかしてないけど、もし聞かれても、なんとも思いませんよ。
共通する要素
要するに、1億総HSP化しているってことなんですかね。
他人から何か言われると、それを必要以上に悪いほうに受け止めてしまう“クセ”みたいなのがついているんじゃないでしょうか。
そして、なぜそうなるのか? を考えると、結局“満たされていない人”が多いからだと思うんです。
ヤスハラがいい例ですけど、ぼくの土日の過ごし方なんて、お若い皆さんから見れば「寂しい」と映るでしょう。
でもね、肝心のぼく自身は楽しみながら過ごしています。だからなんとも思わないんじゃないかな。
ぼくの人生はぼくだけのもの。そのぼくが楽しめているのなら、他人がどう言おうと気になるはずありません。
そういう観点から考えると、よく言われる「Z世代=自己肯定感が低い」説は正しいような気がしてきます。もちろん、全員じゃないけどね。
自己肯定感の高め方
ぼくのように、“他人に甘く、自分にはもっと甘い”人間だと、自己肯定感が下がることってないんですよ。
じゃあなぜ、他人に甘いのか。「他人に期待しない」という言い方が正解だと思います。期待してないから裏切られることもない、期待してないからどう見られていてもかまわない、だからその分、甘く(=優しく)できる。そんなイメージです。
それよりなにより、ぼくが大事にするのは自分が楽しむこと。そしてそれを追求すること。
自己肯定感を高めたければ、判断基準を他人ではなく自分に置くことが大事なんだと思います。
先ほども書いたけど、自分の人生なんだから、楽しいかどうか、いい人生かどうか、究極的には死ぬときに笑いながら人生を振り返られるかどうか、それだけでよくないですか?
○○ハラスメントの嫌なところ
ちょっと予想外のことが起きたので、こんな章を追加しましょう。いや、別に文字数が少なかったとかじゃないからな? 邪推するなよ?
○○ハラスメントが増えることに対しては、時代の流れだと思うしかありません。
不要なものは勝手に淘汰されるし、必要なものだけが残る。それは歴史が証明していますので、今の時代の流れで生まれたものはとりあえず静観しておいて、パワハラやセクハラのように必要なものだけが残る日を待ちたいと思います。
ただ、こういうのが増えちゃうと、世代間の断絶みたいなのが強くなりそうなんですよね。
ハラスメントに限らず、いわゆる「Z世代は○○!」的な記事が出るたびに、コメント欄に非Z世代から批難の声が上がるじゃないですか。一方で、XとかのSNSでおじさん・おばさん世代の愚行が取り上げられると、「これだから老害は!」みたいな引用ポストが増えるし。
こういうの、本当によくないと思うんですよ。
おじさんに若い人の気持ちは分からないし、若者もおじさんの気持ちは分からない。そこは自然の摂理なんでいいです。
でもさ、だからといって、喧嘩する必要はないじゃないですか。
昔、一度書いたことがありますが、ぼくの大好きなKANという歌手の歌詞を勝手に引用します。
ぼくは誰とも争わないし 誰を憎む根拠もない
引用:Uta-Net『世界でいちばん好きな人』(作詞:KAN)
ぼくなんかにZ世代の考え方を憎む、否定する根拠なんてありません。そもそも、十把一絡げに「Z世代の考え方」と丸めて語ること自体がおこがましいですし。
自分に合わないものは受け流して、合うものだけを取り入れて、のんびりと“自分の人生”を楽しみませんか?
まとめ:This is my life.

たまたまなんですけど、もうひとつ歌詞から引用させてください。今度はアメリカのシンガーソングライター・Billy Joelが1978年にリリースした『My Life』という曲のサビの一部です。
I don’t care what you say anymore, this is my life.
引用:KKBOX『My Life』(作詞:Billy Joel)
とてもシンプルな英文ですけど、いちおう訳しておきますね。
『君たちがなんと言おうと、もう気にしない。これは僕の人生なんだ』
ちなみに、英語の「You」には単数の“君”だけじゃなく、複数の“君たち”という意味もあります。ここでは多分、後者のほうが近いだろうと思って“君たち”としました。
今回のコラムでぼくが言いたかったことは、ほぼこの一文に集約されます。
他人のことは必要以上に気にしない。それよりも“My Life”を最優先する。
自分を最優先した結果がハラスメント大国なんじゃないの? と感じる方もいるでしょう。
でも、本当に自分の人生を最優先していたら、他人から受けたほんの小さな無礼なんて気にしないもんですよ。だって、時間の無駄じゃないですか。
皆さんも本当の意味で、もっともっと自己中心的に生きていただきたいものでs……
ん? 芽生ちゃん、どうしたの? 今回は登場しないのかと思ってたよ。
芽生ちゃん「コラム、最後まで読みましたけど、そんな考えだから結婚できなかったんじゃないですか? 魔王さんは本当に人生に満足できてるんですか?」
……。
ぼく、新たなハラスメントを思いつきました。「マジレスハラスメント」です。略して“マジハラ”。みんなで一緒に広めていきましょう!
芽生ちゃん「いや、“マジハラ”ってずっと前からありますよ。マジックハラスメント。相手にむりやりマジックを見せてドヤる、最低なハラスメントです。同じ略称の新語をつくるなんて、それでもプロのライターですか?」
うわーーーん。それもマジレスだってーーー。もうやめてええええ!!!
| \学歴・経験不問の求人は/ \『ジョブリット』で検索/ |






