前回のコラムをお読みいただいた“あなた”、ありがとうございます。
初めてたどり着いた“あなた”、はじめまして。ぼくこと“ぼく”です。よろしくお願いいたします。
前回書いたとおり、ぼくはライター(的な仕事の)キャリアが約15年あります。ということは、皆様の想像どおり、それなりに年齢を重ねた“おっさん”でございます。
そんな年齢ですから当然、過去に何度か「上司」と呼ばれる立場を経験しました。
そして最近、あらためて思うんですよ。それが今回のテーマです。
ジェネギャを乗り越えろ!どんな上司/先輩が好かれるの?
社会系のニュースやそのコメント欄を見ていて目につくのが、あまりに典型的すぎる「ブラック企業的な風土」や「イヤな上司」のエピソード。
これ、とても幸運だったと思うのですが、ぼく自身はそういう会社で働いた経験がないんです。
(あ、勤務時間的なブラック経験はありますよ! 人生の最高残業記録は206時間/月ですから。寝るのは会社のデスク。週に1回、家に帰れればいいほう。お風呂は銭湯。そんな生活でした。ちなみに、もちろん残業代なんかありません。これ、現代だと有り得ないですよね。でも、当時はなんとも思ってませんでした。だって、ひと昔前の雑誌編集なら当たり前のことだから。でも今、あらためて思います。残業代だけは欲しかった!)
カッコ内の愚痴はともかく。そういう会社での勤務経験がないから、どんなエピソードを読んでも「盛りすぎじゃね?」とか「そんなテンプレ上司、いるわけないじゃん」と思っちゃうんですよね。
でも、一部は盛っているとしても、きっと世の中にはそういう上司や会社がいる/あるんですよね。だから、ちょくちょく目にするんですよね。
じゃあ、イヤな上司ってどんな奴なんでしょう。そして逆に、“理想の上司”って、どんな人なんでしょう。
困ったときはネットに頼る!理想の上司ランキング!
とりあえず、一般的な「理想の上司」を知ろうと思い、なんでも検索できる魔法の箱をいじったところ、こんなのが出てきました。
新入社員が上司に期待すること | |
相手の意見や考え方に 耳を傾けること | 49.5% |
一人ひとりに対して 丁寧に指導すること | 49.1% |
好き嫌いで 判断しないこと | 35.2% |
よいこと・よい仕事を ほめること | 33.6% |
職場の人間関係に 気を配ること | 28.1% |
仕事に情熱を持って 取り組むこと | 19.6% |
言うべきことは言い、 厳しく指導すること | 17.5% |
(出典:リクルートマネジメントソリューションズ|2023年 新入社員意識調査【前編】)
ふむふむ。これを見ると「その人個人を見て、褒める」上司が好かれそうな気がしますね。
なんで中途半端に7つ紹介したのか。それは次の段落をお読みください。
10年ひと昔と言うけれど。“新入社員”はこう変わった!
10年前。つまり2013年のアンケート結果と比べると、いくつかの項目はポイントが大きく変動していました。
一人ひとりに対して丁寧に指導すること (+16.3pt)
よいこと・よい仕事をほめること (+12.2pt)
仕事に情熱を持って取り組むこと (-15.3pt)
言うべきことは言い、厳しく指導すること (-20.6pt)
いかがですか? 皆さんも似たような感覚ですか?
ぼくはね、これを見て、あることを思いました。「ダメな上司」と呼ばれちゃう人は、きっとこういう人なんじゃないかなと。
超絶個人的意見!ダメな上司はきっとこんな奴だ!
ぼくが思うダメな上司とは、テレビ・ネットなどで聞きかじった情報を、気軽にやってみる代わりにやり通せない人です。
たとえば上のアンケート結果を見て、「若者を怒るのはダメだ! 優しくしよう!」とやってみる。そして普段は(きっと、ちょっと不自然だけど)できる。でも、トラブルが起きて忙しかったり精神的に不安定だったりすると、すぐにボロが出ちゃう。そんな感じの人なのかなと。
それに、こういうタイプだと、違う情報にも影響を受けてしまい、フラフラしちゃいそうじゃないですか。
結局、なにもかもが中途半端で終わってしまう。そして、後輩や若手から「よくわからない人=信用できない人」と思われてしまう。
そんな感じかなあ、と思ったわけです。
“怒らなければいい”わけではない!ような気がする
そんな声が聞こえた気がしたんですけど、勘違いですかね?
お答えすると、どちらも必要な要素だと思うんですよ。感覚でというわけではなく、数値を見ての判断でね。
なぜかというと、このアンケートには少なくとも12個の選択肢が用意されています。そしてその中から“最大3つまで”選ぶという形式なんですね。
そんな中、上司が情熱を持っていることを、そして厳しく指導してくれることを、なんと5~6人に1人が期待している。そういう結果になっているんですからね。
ちなみに、もしぼくが回答者だったら。この2つは選びませんね。絶対に。暑苦しい人は苦手だし、厳しいより甘い人のほうがいいに決まってるし。
もう一つちなみに、当然ながら、ぼくは過去に“いい上司/先輩”扱いされた記憶がありません。理由はたくさんあるでしょう。自覚してます。でも、その中に、この2つが完全に欠落していたから、という理由もあったのかもしれませんね。反省しなきゃ。
みんなにとっての“いい上司”も聞いてみたい
じゃあ、ぼくが思う「いい上司」「いい先輩」ってどんな人なのか?
もっと言えば、ぼくがなりたかった上司/先輩像とはどんなものだったか。最後にそれを紹介します。
それは、いつも誰に対しても自然体な人。そして、平常時も緊急時も態度が変わらない人。
たとえばね、ちょっと怒りっぽい人でもね、いつもそうならすぐに慣れるでしょ。逆に、普段はニコニコしているのに、よくわからない理由で態度が豹変する人って怖いじゃないですか。
今後、ぼくに明確な上司ポジの人が現れることって、そんなにないと思います。年も年ですし。それにライターという職業もちょっと特殊ですし。
でも、もし新たに上司ができるとしたら、いつも自然体で接してくれる人がいいなあと思います。
なぜなら、そんな上司の下なら、ぼくも自然体でいられると思うからです。
まとめ:“ぼく”も“あなた”も、無理せずいきましょう♪
ということで、まとめです。
“ぼく”には、若い“あなた”のことはわかりません。“あなた”にも、年老いた“ぼく”のことはわからないと思います。
でもね、それでいいじゃないですか。だって平等だもん。
ぼくはぼくの感性で、若い子たちと接します。若い子たちも皆さんの感性で接してください。そして、お互いに趣味やセンスが合ったら仲良くしましょう。合わなかったら、仕事だけきっちり楽しくやりましょう。
そのくらいが“ちょうどいい”のかなって思うんですよね。
皆さんが無理せず、自然体で、それなりに楽しく働ける会社に『ジョブリット』を通して出会えることを、お祈りしていますね。
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