面接をうまく進めるために。ひいては就職・転職を成功させるために。合否を左右する重要ポイントを解説する面接攻略マガジン。
第1弾の前回は「メールの送り方」について解説しましたが、第2弾となる今回は「面接に持っていきたい持ち物」です!
選考結果を大きく左右する面接で全力を出し切るには、事前の準備が大切。思わぬハプニングに遭遇しても動転しないためにも、ぜひ記事を参考にしてください!
当たり前すぎて書いてない!?面接に必須のマストアイテム!
採用担当者から送られた、面接の日時や場所が書かれたメール。しかし、持ち物については「履歴書と職務経歴書を持参の上、お越しください」って書いてある程度。本当に他のアイテムは持っていかなくていいの? なんて悩んだ経験をお持ちの方も、多いのではないでしょうか。
なぜメールに詳しく書かれていないのか。これは、「社会人として当たり前の持ち物」は省略しているのだと想像できます。
では、1つでも忘れたら、面接官から「この人は大丈夫だろうか?」と思われかねない、必需品を紹介します。
◇履歴書・職務経歴書
◇求人情報(募集要項)のコピー・会社案内など
◇採用担当者や面接官の氏名と連絡先
◇筆記用具とスケジュール帳
◇スマートフォン
◇腕時計
◇現金・交通系ICカード
◇ハンカチ・ティッシュ
こんなの当たり前! そう思う方もいるかと思いますが、すべてを解説いたします。
履歴書・職務経歴書
ほとんどの場合、この2つは応募の時点で先方に送付済み。ではなぜ持参する必要があるのか。
かんたんに言えば、持っていかないということは、担当者に「自分でプリントアウトしてくださいね」と言っているようなものだからです。
担当者への気遣いを、たとえメールに書かれていなくても、必ず持参しましょう。
面接官が複数いる場合を想定して3部ほど用意しておくと、社会人としてのマナーをさりげなくアピールできますよ。
求人情報のコピー、会社案内など
これらを持参しておくと、いつでも「求める人物像」や「給与などの条件面」などを復習できます。
特に他の企業と同時進行で受験している場合は混同することのないよう、直前に再確認しましょう。
採用担当者や面接官の氏名と連絡先
どれだけ万全な準備をしても、ハプニングの可能性をゼロにはできないもの。面接当日に電車の遅延などやむをえぬ理由で、遅刻してしまうかもしれません。
そんなとき、すぐに担当者に連絡をするために、必ず連絡先を控えておきましょう。
筆記用具とスケジュール帳
筆記テストや適性検査が行われる場合はもちろん、そうでない場合もアンケートや入室届など、面接ではなにかと記入を求められます。そんなときに担当者から借りる必要がないように、ボールペンやシャープペン、消しゴムは必ず持参しましょう。
また、面接がうまくいけば、終了時に2次面接の日程を確認される可能性も。スケジュール帳を持っておくとスムーズに次につなげることができますよ。
スマートフォン
遅刻やトラブル時の連絡手段としてはもちろん、電車のダイヤや地図の確認など、なにかと便利なスマートフォン。面接に限った話ではありませんが、忘れないように気を付けましょう。
ただし、面接中にスマホを見るのはNG。着信音やバイブ音が響かないように、電源を切るか機内モードに設定したうえで、カバンにしまっておきましょう。
腕時計
現代ではスマホで時間を確認できるため、腕時計はつけない。そんな方も多いかもしれません。しかし前述のとおり、面接中にスマホを開くことはできません。
特に筆記試験や適性テスト中は時間をチェックしたくなるもの。そんなときのために、カジュアルすぎない腕時計を身につけていきましょう。
現金・交通系ICカード
移動する際の強い味方、交通系ICカード。普段と違う場所に行くからには、あらかじめ余裕をもった金額をチャージしておきましょう。
同時に、不測の事態に対応するためにも、現金も持っておいたほうが安心です。
ハンカチ・ティッシュ
この2つも、身だしなみの基本にして必須アイテム。特にハンカチはトイレにハンドドライヤーがない可能性もあるので必ず持参しましょう。
このほか、メールなどで指定された持ち物がある場合はそちらもお忘れなく。
安心が心の余裕を生む!あったら助かるアイテムたち!
ここからは、いざというときに使えるアイテムを紹介します。ただでさえ緊張しがちな面接では、普段ならありえないミスや予想もつかないアクシデントが付き物。
そんなとき、これらのアイテムがあれば心に余裕を残しておけることでしょう。
◇住所のメモ
◇印鑑
◇身分証明書
◇クリアファイル
◇手鏡・整髪料・ヘアブラシ
◇口臭・消臭ケア用品
◇マスク
◇モバブ
◇折り畳み傘
◇薬
◇ストッキングの予備
◇眼鏡やコンタクトレンズの予備
繰り返しますが、これらは“必須”というわけではありません。状況に合わせて持参しましょう。
住所のメモ
マップアプリなどで確認していても、初めて通る道はつい迷ってしまうもの。
いつでも確認できるように、住所をコピペできる状態にしておきましょう。
印鑑
「何に使うの?」と思われるかもしれませんが、面接交通費を支給してもらえる場合は、捺印が必要になることがほとんど。
念のため、持って行っておくと安心です。
身分証明書
面接会場がオフィスビルなどの場合、入館時に身分証明書の提示を求められることがあります。
運転免許証や学生証を財布・カードケースに入れておきましょう。
クリアファイル
会社のパンフレットや入社書類など、面接の場ではさまざまな書類が渡されることも。
書類をキレイにしまえるよう、A4サイズが入るクリアファイルを持っていくのがおすすめです。
手鏡・整髪料・ヘアブラシ
強風などのせいで、移動中に髪やメイクが乱れてしまうことを想定して、ヘアケア用品やメイク道具を持参するのもおすすめ。
このほか、小さめの化粧ポーチやスーツ・シャツのボタンが外れるアクシデントに備えて、ソーイングセットも持っておくと安心です。
口臭・消臭ケア用品
匂いは第一印象に大きく影響するため、面接前の食事や移動中の発汗などに備えておくことも大切。特に喫煙者にとっては必須級のアイテムと言えるかもしれません。
ただし、あまり香りの強いものはNG。無香性、ないしは微香性のアイテムを持っていきましょう。
マスク
新型コロナウイルスが収束してきた分、面接時にマスクを着用すべきかどうか、悩む方も多いのでは。
入館~入室まではマスクを着用しておいて、面接官によって外すことも考える。そんな方法がいちばんスマートです。
ちなみに、外したマスクをしまうケースも持っておくとより便利でしょう。
モバブ
面接の当日は地図や電車・バスの確認、求人要綱の再確認など、スマートフォンを開く場面が多いもの。
万が一、スマホの充電が切れてしまうと緊急連絡ができなくなってしまうため、小型のモバイルバッテリーを持っておくと安心です。
折り畳み傘
雨で濡れたスーツで面接を受けるのは避けたいのが人情。
コンビニや駅でも購入できますが、あらかじめ、カバンに入る小さい傘を持って行くことをおすすめします。
薬
どれだけ気を付けていても、急な体調不良は避けられません。特に、緊張している面接当日ならなおさらです。また花粉症に悩む方も多いことでしょう。
不測の事態に備えて、鼻炎薬や解熱剤を持っておくと安心です。
ストッキングの予備
移動中、ストッキングが伝線した経験をお持ちの方も多いのでは。面接日に同じことが起きないとも限らないので、忘れないように気を付けましょう。
眼鏡やコンタクトの予備
こちらは特にコンタクトレンズを着用している方へのアドバイス。特にビル街は強風が発生しやすいため、念のため予備を持って行きましょう。
また目のトラブルでコンタクトが着用できなくなるケースに備えて、眼鏡も持っておくとより安心です。
普通なら不要……だけど、あったら意外と役立つ〇〇!
最後に、在職中の方に向けたアドバイス。皆さんが持っている名刺は、面接時に持って行くべきでしょうか?
答えは、基本的には不要です。面接官から名刺を渡されることもありますが、特に何も言われない場合は、お返しをする必要はありません。「お名刺を頂戴できますか」と聞かれても、「申し訳ございません。本日は持参していません」と断って問題はありません。
ただ、特に第二新卒と呼ばれる若い世代の方は、名刺を持参し、名刺交換を求められたら手渡すことをおすすめします。
なぜかというと、面接官は名刺交換によって、ビジネスマナーの習熟度を確認しようとしているのです。
こちらの記事で詳しく解説しましたが、企業が第二新卒や若い世代に求めるのは「若さ」と「ビジネスマナーを知っている」からなのです。
繰り返しますが、名刺交換はマストではありません。断っても、マイナスにはなりません。ただ、もしアナタが少しでもアピールをしたいとお考えなら、名刺は持っていきましょう。
まとめ:出かける前に最終チェックを!
人生を左右するかもしれない面接当日。大切な日に限って、ハプニングが起きてしまうのはなぜなのでしょうか。
そんな事態に直面しても、平常心で面接に臨むために。これらのアイテムを事前にリスト化し、出かける前に必ずチェックするようにしましょう。
その先には、きっと新しく楽しい人生が待っています!
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