職務経歴書とは?履歴書とはどこが違う?
転職活動にあたり、履歴書と同じくらい大切なアイテムが職務経歴書。自分の職歴やスキルをわかりやすく紹介し、入社後に自分がどんな活躍をできるのか、相手にイメージしてもらうための資料です。
では、どんな経歴書を作成すれば、採用担当者に「会ってみたい」と思ってもらえるのでしょうか。
そこで、職務経歴書の書き方や履歴書との差別化の方法を解説していきます。
職務経歴書で見られるポイント
採用担当者は、職務経歴書の内容から、応募者が「自社の採用基準とマッチしているか」を確認します。
特に重視されるポイントは、下記の3点です。
●具体的な業務経験
●過去の実績
●応募者の強み
職務経歴書を作成する際は、これらを意識して記載しましょう。
履歴書との差別化
ほとんどの場合、求職者は応募時に履歴書と職務経歴書を同時に送付します。
では、職務経歴書を作成するにあたり、どう履歴書と差別化すればいいのか。
それを理解するために、まず履歴書でチェックされるポイントを把握しておきましょう。
●学歴や職歴
●資格の有無
●居住地
●給与などの希望条件
まとめると、学歴や職歴など「概要」をつかむために確認するのが履歴書、その詳細を知るための書類が職務経歴書ということです。
転職活動と切っても切り離せないのが履歴書。採用担当者の第一印象を大きく左右する大事な書類です。同時に重要すぎるがゆえに、求職者をもっとも悩ませるアイテムとも言えます。特に職務経験が少なく、内容を充実させることが難しい第二新卒の方だと、そ[…]
職務経歴書の書き方
職務経歴書はアナタの経験や実績を応募企業にアピールできる、重要な書類です。
では、具体的にどう書けばいいのか。それらを解説していきます。
理想の枚数は?
一般的に、職務経歴書はA4サイズで2枚程度にまとめるのがマナー。これは、あまりに冗舌に書きすぎると、採用担当者に負担をかけてしまうからです。
さまざまなキャリアを積んだ年長者ならともかく、第二新卒の方は長くても2枚に収めることを意識しましょう。
各項目の書き方
会社概要
最初に記載するのは、前職の社名と概要。
ホームページや会社パンフレットを参考に、法人格(株式会社、有限会社、合同会社など)、事業内容、設立年月日、資本金、従業員数、売上高を記載しましょう。
職務内容
どのような業務をどのように担当してきたかを書く、とても大切なポイント。
同じ企業で複数の部署を経験した場合は、部署ごとにまとめて記載しましょう。
実績
この部分は必須ではないものの、できるだけ記載しておきたい項目。
数値や表彰など、具体的かつ客観的な書き方経験、スキル
応募先企業の業務内容に沿うものを中心に、業務で得た経験やスキルを記載しましょう。
書き方は箇条書きでOKです。
資格・免許
こちらも必須ではない項目。なぜなら、履歴書にも同じことを書いているからです。
ただ、応募先企業に有用な資格・免許職務経歴書にも必ず記載しましょう。
書き方は、こちらも箇条書きでOK。取得時期が古い順番に書きましょう。
自己PR
職務内容と並んで、重要な項目の1つ。自身の強みと、その強みをどう活かすかを、具体的に記載しましょう。
自己PRの書き方でオススメなのが、「タイトル→本文」という形で項目立てて書く方法。
(事務職の場合)
・正確性
事務職は1つの数字の打ち間違いが大きなトラブルに直結するため、作業をすべてリスト化し、必ず入力後にダブルチェックを行っています。現職で経費精算を担当してから2年が経ちますが、数字のミスをしたことはありません。この正確性は、貴社の勤怠管理業務でも活きると考えています。
この書き方のメリットは、先に強みを書くことで、担当者に「この人は正確な人だ」と印象付けてから実例を読ませられること。面接対策でおすすめされる「結論→内容」の話術と同じロジックです。
どのフォーマットを選ぶべき?
インターネット上には、職務経歴書のフォーマットが多数あります。その中に「編年体形式」「逆編年体形式」と記載されているのを見たことがある人もいるのではないでしょうか。
これはどういう意味なのか。そして、皆さんはどちらのフォーマットを選べばいいのか。
最後にこの部分を解説します。
若年層におすすめ!編年体方式
まず言っておきたいのは、編年体方式・逆編年体方式はどちらを使用してもOKです。そのうえで、若年層にオススメなのが編年体方式です。
編年体方式とは、所属した企業や部署、業務内容を、時期の古いものから順番に書く方式のこと。履歴書と同じく時系列に沿って記載するため、履歴書と照らし合わせながら読むことができます。
反面、いちばん知りたいであろう直近の状況をすぐに確認できないというデメリットも。しかし、社会人経験が浅い第二新卒や経験社数が3社程度であれば時間はかからないため、若年層にはこちらが適していると言えるでしょう。
一目で“今”がわかる!逆編年体方式
一方、直近の企業・業務内容から過去にさかのぼって書くのが逆編年体方式。最初に“今”の業務スキルや役職、実績を確認できるため、豊富なキャリアを持つ方や、転職歴が多い方にはこちらがおすすめです。
ちなみに経験の浅い方がこちらを使っても、大きなデメリットはありません。直近の業務で強くアピールしたいポイントがあるなら逆編年体方式を選ぶのもありだと言えます。
まとめ:ツボを押さえた書き方で自分をアピール!
転職活動において、非常に重要な役割を果たす職務経歴書。採用担当者の中には、履歴書よりも職務経歴書の内容を重視するという人も少なくありません。
「客観性」と「簡潔」という2つのツボを意識して採用担当者に好印象を与え、新たな職場を勝ち取ってください。
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