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構内作業とは?仕事内容や魅力、おすすめの職種を解説!

過去に「事務職」や「企画・マーケティング職」を紹介してきたシゴト図鑑。今回は構内作業をご紹介します。

構内作業の“構内”とは「建物や敷地の中」のこと。主にフォークリフトでの荷物をトラックに積み込みや、仕掛品(しかかりひん。製造途中の製品)の運搬など、工場や倉庫での作業を支えるお仕事です。

では、具体的な業務内容や未経験者におすすめのスキルなどを紹介していきます。

構内作業ってどんな仕事?

構内作業ってどんな仕事?

構内作業で携わる業務は工場や企業の規模によってさまざまですが、その中でもメインとなるものを紹介します。

主な仕事内容
フォークリフトの操作
倉庫作業
ピッキング

このほか、工場によってはショベルカー・クレーン車の運転設備の清掃・メンテナンスなどにかかわることもあります。

年齢も性別も関係なし!フォークリフトの操作

構内作業でもっとも求人件数が多いのがフォークリフトで荷物を運搬する仕事。フォークリフトオペレーターリフトマンと呼ばれることもあります。自力で荷物を持ち上げることはほぼなく、年齢や性別、体力にかかわらず働けることが特徴です。

ちなみに、フォークリフトを運転するには資格が必要。こちらは通常、4日程度で取得できます。入社後に資格取得支援制度を利用できる企業もあるので、気になる方は募集要項をチェックしましょう。

体力とチームワークが大切!倉庫作業

商品の受け取り出荷手配商品の配置など、物流センターや倉庫での作業全般を指します。

企業によって扱う荷物はさまざまですが、体力に自信のある方チームワークを重視できる方に向いています。

ピッキング

伝票にもとづいて倉庫から商品を取り出し、出荷の準備をするのがピッキング業務。こちらも構内作業の代表的な仕事内容です。

出荷直前の作業となるため、ミスがないよう丁寧に作業できる方に向いています。

その他の業務

このほかにも、倉庫内の荷物を分類する「仕分け作業」や、商品にキズやへこみがないかを確認する「検品作業」、ピッキングによって集められた商品を箱に詰める「梱包作業」など、構内作業の業務は多岐にわたります。

構内作業の求人に応募する際は、仕事内容を必ずチェックしましょう。

年収は?採用率は?構内作業の魅力を紹介!

構内作業の年収をチェック

製造業や物流業に欠かせない構内作業。特に、近年はネットショッピングが増加傾向にあることから、倉庫で働くこれらの職業の需要は高まりを見せています。

では、これらの職業の有効求人倍率や平均年収はどのくらいなのか。今回も厚生労働省による職業情報提供サイト『job tag』のデータを参照しましょう。

ちなみに、このサイトでは構内作業ではなく、倉庫作業員やフォークリフト運転作業員などのように細分化されています。

有効求人倍率

『job tag』の分類で、今回の構内作業に当てはまりそうなのは4業種。これらの有効求人倍率を見てみましょう。

各業種の有効求人倍率
倉庫作業員……0.88倍
フォークリフト運転作業員……0.89倍
ピッキング作業員……1.49倍
こん包作業員……2.51倍

以前にも紹介しましたが、有効求人倍率とは求職者1人につき、その仕事の求人数が何件あるかを数値化したもの。つまり、1より小さいと仕事が少ない=採用されにくい、1より大きいほど採用されやすい。そういう数値です。

この結果を見ると、倉庫作業員(厚生労働省の分類における構内作業全般)やフォークリフト運転作業員は多少、採用されにくいものの、全体としては採用されやすい業種と言えそうです。

賃金

各業種の賃金
倉庫作業員……384.4万円
フォークリフト運転作業員……453.8万円
ピッキング作業員……333.1万円
こん包作業員……384.4万円

前回も書いたとおり、このデータは高めに出ているようなので、少し割り引いて考える必要があります。ただ、ピッキング作業員やこん包作業員は、アルバイト・パートの割合が高いためか、かなり低い印象もあります。

対してフォークリフト運転作業員は7割超が正社員で、さらに資格も必要なことから、他と比べて賃金面で恵まれていると言えるかもしれません。

労働時間

1カ月あたり労働時間は全職ほぼ変わらず166~168時間となっています。倉庫作業というと残業が多いイメージがあるかもしれませんが、統計上その傾向はみられません。

ただし、GWや夏季、年末年始の休暇がオフィスワークより長いことが多い分、勤務日数ごとの残業時間はわずかに多め、となる場合もありそうです。

将来性

新型コロナウイルスの影響が拡大した2020年以降、日本では多くの業界がダメージを負いました。そんな中、物流業界はコロナ禍以降に成長した数少ない業種です。

しかし、2024年問題(ドライバーの運転時間や勤務間インターバルを定めた改善基準の開始に伴い、ドライバーの人手不足が深刻化する)など、物流業界は大きな潮目を迎えています。また倉庫業務はAI技術の進化により仕事が減るのでは、という憶測もささやかれています。

では将来性はどうなのか。実は、少なくとも直近においては、将来の見通しはかなり明るいと言えるでしょう。そもそも慢性的に人手不足の業界であることがその理由です。

むしろ、AIやロボットが進化すれば、主に体力面での負担が減るため、年齢を重ねても働き続けやすくなるかもしれません。

未経験者も始められる!?構内作業でおすすめの業務は!?

構内作業でおすすめの職種は?

経験や学歴を問わない採用活動を行っていることも構内作業の魅力。

job tag』のデータでも、倉庫作業員、ピッキング作業員、こん包作業員では7割以上が「(入職前の実務経験は)特に必要ない」と答えています。

唯一、資格が必要なフォークリフト運転作業員は経験を求められやすいものの、それでも43.5%は経験を必要としていません。

では、その中でどの業種が特におすすめなのか。そして、どんなスキルを持っていると仕事に活かせるのか。

最後にそちらを紹介いたします。

構内作業でもっともおすすめの仕事はコレ!

学歴や経験に関係なく始めやすい構内作業。その中でも、ジョブリットメディア編集部がおすすめする業種は、フォークリフトオペレーターです。

フォークリフトオペレーターのおすすめポイント
体力が(あまり)必要ない
構内作業の中では高給を得やすい
転職しやすい

第一の理由は、やはり体力面の負担が少ないこと。

フォークリフトオペレーターは業務時間のほとんどを運転席で過ごすため、体力の負担は少なめで、年齢を重ねても働けます。そのうえ、資格があるため給料も高い。さらにリフトマンを募集している会社は多いので、万が一の際にも転職しやすい

以上のことから、フォークリフトオペレーターをおすすめします。

構内作業におすすめのヒューマンスキル3選

前述のとおり、特に経験を求められない構内作業。では、どんな方がこの業種に向いているのでしょうか。

構内作業に必要なヒューマンスキル
基本的なコミュニケーション能力
基本的な体力
ルーティンワークを好む

接客業ではないので際立って高いコミュ力は必要ありません。毎日顔を合わせるメンバーと、仲のいい関係を保てるコミュ力があれば十分です。また体力についても、よほどの場合を除いてそこまで必要はないでしょう。

いちばん人を選ぶのは、3つめの項目。特にピッキングやこん包は、同じ作業を繰り返します。その間に集中力を欠いてミスをすることのないよう、細心の注意を払いながら作業できる人なら、楽しく働けることでしょう。

まとめ:将来性の高い構内作業をはじめませんか!?

将来性の高い構内作業はおすすめの職種

ネット通販の需要が高まるほど、求人が増える構内作業。学歴や経験を問わず安定性が高い業種にもかかわらず有効求人倍率がそれほど低くないのは、やはり好景気ゆえに増員を考える企業が多いからでしょう。

そして、フォークリフトオペレーターに興味を持った方は、ぜひ「資格取得支援制度あり」の会社を探してください。自己負担なしで一生もののスキルを身に付けられるかもしれませんよ。

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