皆さんは、どうやって仕事を探していますか?
日本には数多くの転職サイトがありますよね。ハローワーク(公共職業安定所)も各地にあるし、コンビニなどに置かれているフリーペーパーにも求人情報が載っています。
仕事探しの方法が豊富な日本。その分、どれが最適なのか悩む方もいるのではないでしょうか。
そこで、仕事を探す各媒体のメリットとデメリットを紹介します!
仕事の探し方は大きく分けて7種類
前述のとおり、仕事探しの方法はさまざま。その中でも中心的な媒体を紹介します。
ハローワーク
転職サイト
転職エージェント
求人検索エンジン
企業サイト
紙媒体
友人・知人からの紹介
サイトとエージェントってどう違うの? 求人検索エンジンってなに? そう思われる方もいるでしょうから、1つひとつ解説していきます。
ハローワーク
正式名称は「公共職業安定所」。厚生労働省が設置する行政機関で、誰でも無料で利用できます。
まずはハローワークのメリットとデメリットから紹介いたします。
メリット①圧倒的な求人数
ハローワークで取り扱う求人総数は約124万件(2024年4月)。これは転職サイト最大手と比較しても約4倍の数で、膨大な求人数から自分に合った仕事を探すことができます。
中には一般的な求人サイトに掲載されないような地域特化型の求人も。地元での就職にこだわりたい方にとって、ハローワークは強い味方となるでしょう。
メリット②職業訓練やセミナーを受講できる
ハローワークでは仕事を探すだけではなく、カウンセリングやセミナー、職業訓練を受けることができます。
さらに、履歴書の添削や面接対策を教えてもらえることも。社会経験の浅い方には特にうれしいサービスです。
デメリット①自分から積極的に動く必要がある
ハローワークに登録すれば、その後は自宅のパソコンやスマートフォンで求人を検索できます。しかしネット上では「仮応募」しかできず、実際の応募はハローワークに出向いて手続きを行わなければなりません。
また転職サイトやエージェントと異なり、得られる情報は求人票のデータのみ。自分でHPや口コミサイトを調べるなど、主体的に動く必要があります。
デメリット②ブラック企業に注意
利用者だけでなく、企業側も無料でハローワークに求人票を出すことができます。このおかげで圧倒的な求人数を実現している一方、ブラック企業の求人が増えてしまう弊害も。
給料が極端に安かったり、休みが少なかったりする求人票には注意が必要です。
デメリット③退職後でないと閲覧できない求人がある
ハローワークは誰でも利用できますが、在職中は応募できません。転職先を確保してから現職を辞めたい方には、不向きと言えるでしょう。
逆に言えば、すでに退職済みで、応募先をパソコンなどで調べられる方なら、デメリットはほとんどありません。特に地元を離れずに働きたい、U・Iターンを考えている、という方におすすめの方法です。
転職サイト
ネット環境が整った現代において、もっともメジャーな方法が転職サイトの利用。その名の通り求人情報に特化したサイトで、誰でも簡単に登録・閲覧・応募を行うことができます。
では、転職サイトにはどんなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
メリット①ハローワークの次に求人数が多い
サイトによって差があるものの、こちらも求人数が多い傾向にあります。自分に合った会社を自分で探したい方にはおすすめです。
メリット②在職中に転職活動を進められる
通常、転職サイトに掲載されている求人は、必要事項を記入するだけで応募できます。複数社への応募も可能なので、積極的にチャレンジしやすい環境です。
メリット③職場の雰囲気を理解しやすい
転職サイトでは写真や動画で職場の雰囲気を確認できます。また先輩インタビューなどのコンテンツも豊富で、ミスマッチを避けやすいことも魅力です。
デメリット①応募者への負担が大きい
転職サイトでは膨大な求人情報のチェックや応募、条件交渉を自分でやる必要があります。
また、転職活動の失敗が続いても、自分の力で軌道修正しなければなりません。精神的な負担が大きいことは、数少ないデメリットと言えるでしょう。
転職エージェント
近年、増加している転職エージェント。人材紹介会社とも呼ばれます。求職者1人ひとりに付いた担当者が、条件や希望をもとに最適な求人情報を提供してくれます。
しかし、こちらにも当然、メリットとデメリットがあります。
メリット①客観的な価値に気づける
自分自身の評価というのは、意外と当てにならないもの。自身の経歴から担当者が強みや個性を発見し、それを活かせる企業を紹介してもらえます。
メリット②非公開求人を紹介してもらえる
エージェントは、転職サイトに掲載していない求人情報を持っています。これは企業がターゲットを絞るために、一般公開ではなくエージェントに託した求人です。
①と同じく、客観的な視点から自分に合った仕事を紹介してもらえることは、エージェント最大の強みです。
メリット③面倒な手続きを代行してくれる
エージェントを利用すると、面接の日程調整や条件交渉を代行してもらえます。在職中に転職活動を行う人には特にありがたいシステムでしょう。
デメリット①自分のペースで進められない
エージェントは求職者が内定を獲得したり、入社を果たしてはじめて報酬がもらえます。そのため、内定受諾を急かされるケースも頻発しているのだとか。
また選考中や応募前にも頻繁に連絡を送ってくるなど、自分のペースで転職活動をしたい人には不向きと言えます。
デメリット②条件や職種、役職を限定されてしまう
前述したとおり、成功報酬制度がメインのエージェント。そのため転職者の意向よりも内定の取りやすさを重視する、強引に転職を促してくるなどの弊害も発生します。
自身が希望する職種・ポジションがはっきりしている場合は、煩わしいと感じることもあるでしょう。
デメリット③見合う求人がないと放置されてしまう
ネット上でよく見る不満がこちら。紹介できる求人がない場合、連絡が途絶えてしまうこともあるのだとか。
自分の時間を無駄にしないよう、転職サイトとの併用がおすすめです。
求人検索エンジン
GoogleやYahooのようなポータルサイトのようなイメージで、各転職サイトに掲載されている求人情報を横断的に検索できます。
メリット①検索対象が多い
転職サイトやエージェント、さらには企業サイトなど、各種の求人情報を検索できることが最大のメリット。
掲載数が多いため、他社との比較も容易です。
メリット②地方求人にも強い
さまざまなサイトの情報を一括で検索できるため、地方の求人情報も充実しています。
U・Iターンを考えている方や、地元を離れたくない方にもオススメの探し方です。
デメリット①古い情報が残っていることも
Web上の求人情報を包括的に集めているため、古い情報もヒットしてしまいます。せっかく応募したのに、実際にはもう終了していた、ということも起こりえます。
デメリット②ピンポイントには検索しにくい
ポータルサイトとは違い、検索結果の表示は人気や質ではなく、有料プランやオプションなどを利用しているかどうかも関わってきます。
関連キーワードの範囲も曖昧で、望み通りの検索結果を表示させるにはコツが必要です。
デメリット③重複した情報が表示される
これも検索エンジンならではのデメリット。たとえばA社の求人情報をX・Y・Zと複数の転職サイトに掲載している場合、エンジンでは3つ表示されることになります。
似たような検索結果ばかりになってしまうため、まだまだ改善の余地が残る媒体です。
デメリット④職場の雰囲気をつかみにくい
検索エンジンでは、掲載元サイトより写真や動画の表示数が制限されているケースもあります。
その分、文字での情報がメインになるため、職場の雰囲気を視覚的に判断しにくくなっています。
企業サイト
多くの場合、各社のHPにも求人情報が掲載されています。ここから応募するのも選択肢の1つです。
メリット①ピンポイントで応募できる
希望する企業をピンポイントで探せるところが最大のメリット。
企業のすべてが転職サイトやエージェントを利用しているわけではないので、希望の会社がある方はHPもチェックしましょう。
メリット②熱意や意欲が伝わりやすい
転職サイトやエージェントを経由した場合、なんとなく気になって応募したり、アドバイザーに言われて応募したりと、入社意欲が高くない求職者も混じってしまいます。
しかし企業サイトから応募したということは、ピンポイントでその会社を調べたということ。企業としても「ウチに入りたいんだろう」と感じやすくなります。
デメリット①求職者の負担が大きい
転職サイトと同様に、日程調整や条件交渉を求職者が1人で行う必要があります。デメリット②と合わせて、求職者への負担が高い方法と言えるでしょう。
デメリット②他社との比較がしにくい
当然ながら、企業サイトにはその会社の求人情報しか掲載されていません。休日数や給与など、同業他社との比較がしにくいことはデメリットです。
紙媒体
コンビニなどに設置されているフリーペーパーや、新聞の折り込みチラシ、広告欄などにも求人情報は掲載されています。
ネット社会の現代では時代遅れと思われがちですが、意外な求人情報に出会えることも。転職活動の際は、要チェックです。
メリット①居住地域に特化した情報を得られる
これらに掲載される情報は、配布地域に特化したものばかり。地元での就職を希望している方にとっては、効率よく情報収集ができます。
メリット②大企業以外の情報を得られる
こちらも紙媒体ならではのメリット。配布地域が限られる分、求人情報誌・チラシとも掲載にかかる費用が安く、大企業以外も気軽に利用できます。
紙媒体は、地域密着型の会社の情報を知るのにうってつけです。
デメリット①正社員の求人が少ない
アルバイトやパートといった非正規雇用は、近隣の方がターゲット。配布地域が限られる情報誌・チラシとの相性がよく、これらの情報が多めです。
正社員限定で探している人にとっては、効率が悪いと感じられるかもしれません。
デメリット②情報量が少ない
紙媒体はスペースの制限があるため、最低限の情報しか掲載されていないケースも。転職サイトなどに慣れていると、物足りなく感じることもあるでしょう。
友人・知人の紹介
意外かもしれませんが、紹介で入社する人も多いもの。近年は人材紹介制度を整えている会社も多く、紹介した者とされた者、双方にメリットがある場合もあります。
メリット①職場の実態を把握できる
転職サイトには載せきれないような人間関係や仕事内容、給与に休日など、実態を正しく把握できることが最大のメリットです。
メリット②自分に合ったポジションを用意してもらえる
紹介者との関係が近いほど、スキルや経験が正しく会社に伝ります。入社が決まれば、自分に合ったポジションを与えてもらえる可能性が高まるでしょう。
デメリット①友人との関係に悪影響が出る
紹介とはいえ、ほとんどの場合は通常と同じ選考を受けることになります。無事に採用となれば問題ありませんが、失敗すると友人との関係に悪影響が出てしまうかもしれません。
デメリット②内定を断りにくい
この方法では友人が絡む分、内定を断りにくくなります。他社と並行して転職活動をしている場合は、デメリットに感じることもあるでしょう。
まとめ:自分に合った方法を見つけよう
それぞれの方法にメリットとデメリットがあり、一概にどれがベストとは言えません。
職種、ポジション、地域、在職中の転職、退職後の転職etc.。自身が望む転職先や活動方法に合わせて、理想と思える方法を選んでください。
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