先週はブラック企業、今週はゆるブラック企業と、本サイトで企業解説記事が連続でアップされました。
それを読んで思いました。ぼくらはかんたんにブラックだ!と決めつけます。だけど、会社側にも「こいつはブラック社員だ」って言いたいケースがあるんじゃないか、と。
そしてちょっと調べてみたら、どうやらそういう社員を「モンスター社員」と呼ぶようですね。
“あなた”の周りにも、そういう人はいますか? “ぼく”の場合、今はいませんが、過去に遭遇したことはあります。
今回はそんなお話です。
“ぼく”も出会ったことある!実在するモンスター社員!
皆さんのまわりにもきっといる、モンスター社員。これはきっと年齢や立場は関係ないと思います。
まずは「定義づけ」から始めましょうか。
こんな奴には要注意!モンスター社員の特徴とは!?
ブラック企業やゆるブラック企業と同じく、モンスター社員にも公的な定義はありません。当然ですね。
でも、だいたいこんな人のことを指すようです。
①会社の規則を守らない
②同僚・上司への誹謗中傷を繰り返す
③業務上の命令に従わない
④部下や後輩にハラスメントを行う
まあ、あれですね。一言にすれば「すっげえやばい奴」ってことですね。
ただ、ぼくの経験からすると、すべてに該当する必要はありません。1つしか当てはまらなくても症状が酷ければ、そいつは立派なモンスターです。
では特徴を1つひとつ、ぼくの思い出とともに解説していきます。
いちばん多い!?規則を守る気のないモンスター
いきなりですが、ぼくの経験上いちばん多い要素がこれだと思います。
会社にはいろいろな規則がありますよね。法律とかとは違うから守らなくたって、犯罪というわけではありません。
でもやっぱり、その会社で働く以上は、守るべきものです。
だけど、すべてを守れない人は結構います。ぼくも、故意か無意識かは別にして、結果的に守れなかったこともあったと思います。でもそういう人をすべてモンスターと呼ぶわけではありません。
じゃあ、どんなやつがモンスターなのか。最初から守る気がないやつでしょうね。
ぼくがいた出版社には、遅刻常習犯が山ほどいました。これも規則違反ではあります。でも、あまりに多すぎたせいなのか、そのくらいではモンスター扱いされません。
そんな中でモンスターっぽかったのは、当時の編集長。ウチは10時~19時が定時だったんですが、その人は平気な顔で18時くらいに出社してました。
実際、編集長は管理職なので、定時という概念自体がありません。だから厳密には規則違反ではないんです。
でもね。仕事をしていると、上司のチェックが必要なことって多いじゃないですか。それなのに、いつもいない。だから実害は結構ありました。
何より、取締役に何度、注意されても直らなかった。ここまでくると、モンスターといってもいいかもしれません。
ただ、個人的な感覚ですが、このくらいなら笑い話で済みます。
見たことない……気がしてた!誹謗中傷するモンスター!
逆に、こっちは一度も遭遇したことない……気がしていました。でもそれは、ぼくの感覚がゆるいだけかもしれないと思い、「誹謗中傷」って言葉を調べました。
すると、みんな大好きWikipediaに
人や企業の社会的評価を低下させるような根拠のない悪口やデマを言いふらす、又はそれらをインターネット上に投稿したり、人格攻撃する行為
(出典:Wikipedia『誹謗中傷』)
と書いてありました。
あ、これ、思い当たる人が1人いましたわ。
その人は出版社時代の先輩。Twitterや当時は大きな影響力を持っていた2ちゃんねるに、好き勝手に書いていましたね。
この人の場合、自分から攻撃するわけではなかったと思います。ただ、自分の悪事を(多分)身内にバラされて、それをごまかす? もしくは逆恨み? で、悪口を書き込んでいました。
なぜこの部分はないと思い込んでいたのか。それは、この人は別の意味でもモンスターで、そっちの印象が大きかったからです。
仕事だけはやれ!業務上の命令を無視するモンスター!
紹介している本人が疑問を感じるのも変な話ですが、これは①「会社の規則を守らない」とどう違うんでしょう? ただ①とこの③を合わせて守らない、守る気のない人は結構いました。
そして、多分ここではこういう意味だと思うんですが、それが業務に影響しちゃう人も、そこそこいました。
まずは、先ほども書いた先輩ですね。彼は惚れっぽい性格で、後輩にちょっと優しくされると、すぐ好きになっちゃう人でした。
タチ悪いのが、遊びじゃないんですよ。女の子が何度断ってもあきらめないくらい、本気になっちゃうんです。
これ、女の子からしたらとても迷惑ですよね。
そのせいで共演NGみたいな感じで仕事に影響しちゃうことが、ぼくの記憶では3人いました。そしてぼくはこっちのほうが心に強く残っていたから、誹謗中傷のときにパッと思い出さなかったんです。
あともう1人、WEBライターをやっていたときの年下の先輩も、このタイプのモンスターでした。
以前、このコラムで「報連相」について書きましたよね。この人は極度のめんどくさがり屋で、それがまったくできなかったんです。
そのせいで小さなトラブルを毎日のように発生させていました。正直、日々ストレスが溜まり続けるという意味で、ぼくにはこの人がいちばんのモンスターでした。
今なら間違いなくクビ!ハラスメントをするモンスター!
セクハラやパワハラといったハラスメント。絶対に許せないことですね。
明確にこれに該当する人は、ぼくは過去に1人しか知りません。それは出版社時代の、①のときに紹介した人とは別の編集長です。
もちろん、普段からしていたわけではないですよ。年に1~2回ある飲み会のときだけです。
だからといって許されるわけではないし、内容的にもここに書くのは憚られるくらい、ひどいものでした。今なら間違いなく、クビどころか逮捕案件ですね。
ぼくや仲のいい後輩はターゲットになりそうな女の子をコンビニのトイレに隠して、その隙に編集長をタクシーに押し込み行きつけのキャバクラへ運ぶのが役目でした。
こんな人でも編集長でいられたのは、時代感が大きかったんでしょうね。
当時はまだハラスメントが社会問題になりかけた頃。ハラスメント自体はマイナス評価になっていたと思いますが、他に大きなプラス要素があれば帳消しになっていた時代です。
そう考えるとこの20年弱で、時代は大きく変わりましたね。
まとめ:結局、改善しないからこそのモンスター
前から書いているとおり、ぼくはいわゆる働いていた会社は「いい会社」ばかり。だから、ライター業というやくざな世界でも、そんなに多くのモンスターとは出会ってこなかったんでしょう。
出版とか放送の世界には、もっとやばいモンスターがいるはずです。ぼくも噂ではいろいろ聞きました。
でも、あくまで“ぼく”の感覚では、デカいミスや事件でも、年に1~2回なら我慢できます。それより、小さなミスでも、日常的に繰り返されるほうがキツかった。
それに、先ほども書いたとおり、セクハラ編集長なんて今なら即クビです。でも3人めのケースだと、昇給や昇進は絶望的でもクビにはならない。だから、やっぱり3人めみたいな奴のほうが被害としては大きくなります。
年老いた“ぼく”が、未来ある“あなた”に贈るメッセージ。今回伝えたいことは「モンスター社員とは距離を置くに限る」ということです。
ぼくも上司に相談しました。でも直らなかった。だからこそのモンスターなんでしょうね。
本物には、正論も叱責もアドバイスも通じません。無視するしかありません。
それでも、どうしても我慢できない。こんな奴と一緒には働けない。そういう方もいるでしょう。わかります。ぼくがその会社を辞めた理由の1つは、こいつと一緒に仕事したくない、でしたから。
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