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年収?業務内容?SEとPGの違いを解説!

色々なものごとが細分化された現代。仕事にも、たくさんの職種があります。

当然、中には「これとこれ、どこが違うの?」と思う仕事もあるでしょう。

そんな「“似ている仕事”の違い」を解説するシリーズ第一弾。

今回はシステムエンジニア(SE)とプログラマー(PG)の違いを解説します!

実ははっきり違う!SEとPGの違いを解説!

システムエンジニアとプログラマーの違いとは?
AIの進化に伴い、今後さらに需要が加速する職種の代表例として挙げられることも多い両職。そのほかにも職種の区分けなど、なにかと一緒にされがちです。

実際にどちらかの仕事をしている方なら「え、仕事内容は全然違うよ?」と思われるかもしれません。

一方、IT業界に縁のない人からすると、違いが分かりにくい職種でもあります。

しかし、実はこの2つには明確な違いがあるんです。

まずはそれぞれの仕事をかんたんに解説しましょう。

コミュ力が大事!システムエンジニア(SE)の概要

システムエンジニア(SE)とは、その名のとおりシステムを設計するのが仕事。クライアントからの要求を基に必要な要素を取りまとめる「要件定義」や、システム全体の基本的な構成を設計する「基本設計」、それを実装するために内部的な仕様を細かく設計する「詳細設計」が主な仕事です。

業務に必要な能力は、まずITに対する知見。自社でできること・できないことを正しく把握するためにも、欠かせません。

しかし、それ以上に大切なスキルがあります。それがコミュニケーション能力

クライアントの要求をくまなく引き出し正確に受け止める

実際に作業するプログラマーやデザイナーに、意図を正しく共有する

SEにはコミュニケーション能力を求められる場面が非常に多いのです。

仕様書を具現化させる!プログラマー(PG)の概要

SEが作成した仕様書に合わせて、実際にコンピュータやソフトが動作するようプログラミングするのがプログラマー(PG)です。

専門的なコードを書き続ける仕事なので、JavaやPHPなど200以上あるともいわれるプログラミング言語の知識が必須。また、1つのミスでソフトが一切動作しなくなることもあるため、ミスなく作業を行う集中力と、ミスに気付くための注意力も欠かせません。

ちなみに、プログラムすれば業務が終わりというわけではありません。当然、その動作チェックも行う必要があるため、やはり注意力は大切になるでしょう。

最大の違いは業務範囲!SEとPGの違いを解説!

SEとPGの違いを知るために、それぞれの職種をかんたんに解説しました。

ここからは、さまざまな要素から両職の違いを見比べていきましょう。

IT系への就職・転職を考えている方はぜひ確認していただき、進路決定の参考にしてください

決定的な違い!業務範囲について

システム開発の業務フローをかんたんに解説すると、下記のとおり。

システム開発の業務フロー
上流
行程
要件定義
基本設計
詳細設計
下流
行程
コーディング
テスト
リリース

このうち、SEは主に上流工程を担い、PGは下流工程を行います

SEはクライアントと直接やりとりを行い、希望通りの仕様書を作成することが仕事です。対して、PGの仕事は仕様書に沿ったプログラミングが中心。そのためPGがクライアントと直接やりとりを行うことは、あまりありません。

ただし、ベンチャーなどの規模の小さな会社では、SEがPGとしてコーディングを行うこともめずらしくありません。このあたりが、SEとPGが混同されやすい理由の1つとも言えそうです。

必要なスキルはまったく違う?求められるスキルについて

PGに求められるのは、高度なプログラミングスキル。たとえSEがPGを兼任する企業であっても、専任のPGはより専門的な部分のプログラミングを任されることが多いからです。また、プログラミング言語をいくつ使いこなせるかは、転職にも大きくかかわってきます

一方、SEには、プログラミングスキルはあまり求められません。それよりも、プロジェクトを動かすマネジメント能力や、クライアントや作業者とのやり取りを上手にこなすコミュニケーション能力が重要となるでしょう。

どっちが稼げる!?収入面について

仕事の範囲が広いためか、年収面SEがやや優遇されていると言えます。実際、最初はPGとして入社したあと、SEへのキャリアチェンジを狙う人も、少なくありません。

ただ、どちらも将来性の高い職業。特に日本はエンジニアが不足傾向にあるため、今後も安定した需要が見込めるでしょう。

ちなみに、先ほど“PGからSEへのキャリアチェンジを狙う人も多い”と書きましたが、未経験者がいきなりSEをめざすことも可能。ただし、その場合も実質的にはPGの作業からスタートするケースが多いようです。

まとめ:SEが作った仕様書をPGが具現化する!

SEとPGの違いまとめ
SEもPGも、システム開発になくてはならない職業。その中で、SEはクライアントの要求を満たす設計を考え、仕様書を作成する。PGがその仕様書を具現化する仕事です。

SEとPGの似ているポイント、そして違う点がおわかりいただけたでしょうか。

現実的に、SEのほうが年収が高く業務の幅も広いため、人気が高くなりがちです。しかしSEとしてプロジェクトを円滑に進めるには、PGをはじめ実作業を行う人たちを適切にマネジメントする必要があります。

それぞれの違いメリットデメリットを把握したうえで、進路の参考にしていただければ幸いです。

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