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【面接攻略マガジン】高卒の就職は自己PRで決まる!例文あり!

最終学歴が高卒だと不安。実際に就職活動をしていると、こんな感覚を持ってしまうかもしれません。

特に卒業後、大学を中退したりフリーターの期間があったり、入社した会社を早く退社した方は、その傾向が強いようです。

履歴書を送っても、いわゆる「学歴フィルター」に阻まれ面接までたどり着けない

やっとの思いで面接にたどり着いても、自分をどうアピールしていいかわからない

そんな就職活動に嫌気がさしてしまう方も、いるかもしれません。

そこで、今回の【面接攻略マガジン】では、高卒者の面接対策を特集!

中でも自己PRに注目し、どうアピールすればいいのかを例文付きで解説します!

自己PRはなぜ重要?

面接担当者が高卒の就職希望者に求めるものとは?
結論から言ってしまうと、高卒者に限らず、「第二新卒」と呼ばれる若年層の就職・転職活動では自己PRがキモになります

では、なぜ自己PRが重要なのか。担当者はどんなことを聞きたいのか。何をどうアピールすれば効果的なのか。

上手に自分をアピールするためにも、まずはそれらを解説しましょう。

何をアピールするべき?面接担当者が期待する自己PRとは?

面接担当者が応募者に対して期待していることは、応募者の年齢やキャリアによって大きく変わります。

たとえば、ある程度キャリアを持っている30代中盤~40代の方であれば、即戦力として活躍できるかを見極めたいと思うでしょう。

しかし、若年層の場合、過去の経験や実績はあまり求められません。それは、たとえ同業種からの転職であっても、同じ傾向にあります。

その代わり、強く求められるのは、下記の3点です。

【面接担当者が若年層に期待すること】
性格、人柄
目標達成への意欲、熱意
スキル

これらについて、かんたんに解説していきます。

性格、人柄

まず、もっとも重要なのが人柄です。ヒューマンスキルと言ってもいいかもしれません。

同僚や取引先と良好な人間関係を築けるのか。これはどんな会社にも共通する、超重要事項です。

・他人への気配り
・嘘をつかない誠実さ
・任される業務への責任感

応募者がこれらを持ち合わせているかどうかを、面接担当者は何よりも気にします。

目標達成への意欲、熱意

もう1つ、こちらも担当者が必ず確認したい要素。

たとえ能力が高くとも、意欲のない人は高い評価を得られません。それは成長が見込めないからです。

また、意識の低さはケアレスミスを引き起こします。

能力が足りないのであれば、成長させればいいだけの話。しかし、注意をするだけで避けられるケアレスミスは、社会人がなにより嫌う失敗なのです

スキル

ここでいう「スキル」は、実務経験から得るものではありません。あくまでも学生時代に培った基礎的な学力や資格、興味を持って学んだことなどを指します

英検漢検といった、業務に直接結びつかないものも含まれます。また“県大会ベスト4まで進んだ”など、部活動の実績でも構いません。

目標を設定する意欲・熱意。そこに向かって継続させた努力。そして残した結果。

短い業務経験よりもかんたんかつ明確に、応募者の資質を表すものがスキルなのです

“いい自己PR”を実現するために必要なこと

担当者が求めるものが分かれば、“いい自己PR”がどんなものか、想像できるのではないでしょうか。

しかし、忘れてはいけないことがあります。それが事前準備

面接担当者との相性や予期しない質問など、想定どおりには進まないのが面接です。その中にあって、自己PRは事前に用意しておける数少ない要素と言えます。

ここからは、上手な事前準備のために何が必要なのかを考えてみましょう。

強みと弱み

まず行うべきは、自分の強みと弱みを冷静に考えることです。

自分はどんな人間なのか。何が得意で、何が苦手なのか。

強みはそのまま自己PRに使えますし、弱みを知ることは「どう補っていくのか」というアピールにつなげることができます。

ちなみに、自分自身のことは意外と分からないもの。古くからの友人や家族、恋人などの意見を聞いてみると、より正しく分析できるかもしれません

何を経験してきたか

これまでの人生でどのような経験をしてきたのか。それを振り返るのも、大事な要素です。

思い出してみると、自分の強み・弱みを再確認できるかもしれません。

また、エピソードが具体的であるほど、自己PRに説得力を持たせることができます

過去の経験を思い出しながら、アピールしようと考えている強み・弱みと矛盾がないか、確認しておきましょう。

それらを会社でどう活かすか

もっとも重要なのは、自分の強みや性格、経験を応募先の企業でどう活用するかということ

たとえば、「人付き合いが上手」ということであれば、『取引先との信頼関係を深め、業績に貢献したい』。「チャレンジ精神」であれば、『失敗を恐れず新規取引先を開拓していきたい』など、業務に関連づけてアピールしましょう。

上手な自己PRの組み立て方

上手な話の組み立て方
自己PRに必要な内容面は、上記までで解説しました。ここからは実践編です。

どれだけ内容が良くても、それが相手に伝わらないのでは意味がありません。

“他人に伝える”ための会話術や、それに基づくケース別の例文をご紹介いたします。

基本的には『結論→理由→活用』の順に話そう

志望動機や自己PRをうまく伝えるために意識していただきたいのは、話の組み立て方です。

組み立て方で有名なのは「起承転結」。しかし、面接や日常会話でおすすめしたいのは、「PREP法」と呼ばれる方法です。

これは「結論(Point)→理由(Reason)→具体例(Example)→結論」という文章構成のこと。

要点となる結論を最初と最後に述べるため、わかりやすいうえに印象にも残りやすくなると言われます

事前準備としてテキストを作成する際、ぜひ意識してみてください。

注意点①一人称

皆さんは普段、自分のことをどう呼んでいますか? 「私」、「僕」、「俺」など、日本語は多くの一人称を持つ言語として有名ですが、公の場で推奨されるのは「」です。

特に男性の場合、なかなか日常的には使わない言葉だと思いますので、途中でうっかり「僕」などと言わないよう意識しておいてください。

注意点②話す時間

ここまでずっと「自己PRが大事」と書き続けてきました。特に、経歴でアドバンテージを獲得しにくい若年層だと、そんなに大事ならすべてをアピールしようと考えてしまうかもしれません。

ただ、一般的に自己PRの適正時間は1分間と言われています。つまり、長ければいいといいうわけではありません

ちなみに日本語の場合、1分間に300字程度(※)のスピードで話すと聞き取りやすいと言われます。
(※句読点や漢字などを混ぜた日本語の文章で300字)

あらかじめ準備する場合は、300文字程度のテキストを用意し、時間を計りながら読んで微調整してください。

注意点③暗記のコツ

いくら事前にテキストを用意しても、面接の場でメモを読みながら話すわけにはいきません。

ということは、内容を暗記しておく必要があります。

そんなときにおすすめなのが、2つの方法。「書いて覚える」と「声に出して覚える」です。

これらは多くの俳優が長い台本を覚えるときに使うそうなので、効果があるはず。

暗記に自信のない方は、パソコンやスマホではなく実際に文字を書き、今度はそれを見ながら声を出して覚えてみてください。

自己PRの例文をケース別に紹介!

最後に、特に同業種のキャリアがない方を想定して、アピールしたいポイント別の例文を紹介します。

いずれも先ほど説明した「PERP法」になっていますので、参考にしながらご自身の自己PRを作成してください。

【例文①】部活動の実績をアピール

私は何よりもチームワークが大切だと考えています。

私は中学校から高校まで6年間、部活でサッカーをやっていました。入部当初はあまり強いチームではありませんでしたが、最後の大会では県大会ベスト4まで進むことができました。

私はその理由を、全員がお互いをフォローし合ったからだと思います。

私たちは限られた部活動の時間を最大限、活用するために、先輩後輩を問わず全員で用具の出し入れやグラウンドの整備、次の練習の用意を行うようにしました。

その結果、練習時間が増えて個々のスキルもチームワークも向上したため、ベスト4に進出できたのだと思います。

御社に入社が叶いましたらその経験を活かし、先輩方、未来の後輩と協力をし、業務をスムーズに進められる部署づくりに貢献したいと考えています。

【例文②】資格をアピール

私は英検2級を持っています。この資格を活かせる会社を探していたところ御社の求人を拝見し、応募させて頂きました。

もともと、私は英語が得意ではありませんでした。しかし、好きな映画を原語で楽しめるようになりたいと考え、勉強をはじめました。

特に苦労したのはヒアリングでした。しかし動画の再生速度を少し遅め、さらに自動テロップ作成機能を活用し、何度も繰り返し聞き取ることで克服することができました。

入社直後は悩むことや壁にぶつかることもあると思います。それでもあきらめず、さまざまな手段を用いて克服できるように、がんばってまいりたいと思います。

【例文③】アルバイト経験をアピール

私の強みは、塾講師のアルバイト経験で培ったコミュニケーション力です。

生徒は本当にさまざまで、ある学生に喜ばれた対応が、他の生徒を傷つけてしまうこともありました。

その経験から、私は1人ひとりと向き合うことが大切だと考え、生徒それぞれにあった接し方やほめ方で、自信をつけてもらうことを心がけてきました。

就職活動を始めるにあたり退職してしまいましたが、最終出勤日に生徒からもらった寄せ書きは、私の一生の宝物です。

入社が叶いましたら、職種は変わっても1人ひとりと向き合う気持ちは忘れず、皆様とコミュニケーションを深めて業務を円滑に進められる人材になりたいと考えています。

まとめ:短くまとめるには自己分析が必須!

上手な自己PRに必要なのは自己分析
今回は高卒での就職を想定し、業務スキル以外の部分を効果的にアピールする方法を紹介しました。

繰り返しますが、自己PRはとても大切です。だからといって長いほどいいというものではありません

短い時間で自身の強みをアピールするには、事前の自己分析が欠かせません。

自分がどんな性格なのか。どんな経験をしてきたのか。そして、そこからなにを学んだのか。

1人で考えても浮かばない場合は、身近な人と相談をしながら探してみてください。

最後に、『ジョブリット』には学歴不問の求人が多数、掲載されています。ぜひそちらもご確認ください!

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高卒の就職を成功させる自己PR方法!
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