みなさん、おはこんばんにちは。ライター見習いの“品本 芽生(しなもと めい)”です。
夏休みも明けて、受験や就活など人生を大きく左右する選択を迫られている方も多いでしょう。
やりたいことが決まっている方はいいのですが、何がしたいのか分からず困っているという方も少なくないはず。
そこで今日は方向音痴の私が「人生という名の長い道に迷わないための方法」について解説していきます。
このコラムが、自分の行くべき道が分からずに迷っている“あなた”の道しるべになれるように、方向音痴なりにがんばります。
(次はあらすじという名の茶番です。飛ばして大丈夫です)
前回のあらすじ
魔王に消された前世の記憶を思い出したLv:3のスライム・芽生は、各ダンジョンに散らばる“知識のかけら”を集める旅に出た。
山を越え、谷を越え。小さな体で芽生は歩き続ける。魔王に愛される最強になった自分の姿を思い浮かべながら。
その道中、強力なメ□ン熊のうごめく怪しい森に足を踏み入れた。
「ここはどこ…私はだれ…あ、スライムだった」
もはや何が分からないのかさえ、分からなくなっていた。
「これが本当の“迷子”か……」
空は分厚い曇に覆われていて道しるべとなる星も見えない。いや、そもそも魔界に星など存在しなかった。
「歩き続ければどこかは出口につながっているはず……」
そう信じて、芽生はあてどなく、ダンジョンをさまよい歩くのだった。
信用しない信用しないそもそも地図なんて大嫌いだ
クソ茶番でブラウザバックしたという方がいないか、とても不安なのですが、ここからは真面目に書いていきます。なので、ご安心ください。
まず、最初にも書いたように私は方向音痴です。……個人的には認めていませんが。
少し道に迷いやすくて、少し東西南北が分からなくて、少し地図が読めないだけなんですよ。
しかし、このスキルのせいで先日、先輩である“魔王”さんを軽くキレさせました。
落ち込みながら、母に事情を説明したところ「わかる。私でも殺意が湧くから」と深く深く頷かれることに。解せぬ。
人生楽しんだもん勝ち
これから紹介するのは、道に迷わないためのコツです!
「だろうな」とうなずいた方々。ここからが本当のテーマですよ。
道は道でも今回、私が紹介するのは“人生の道”に迷わないためのコツ。
なぜ、このタイミングで人生の道なんていうテーマを書こうと思ったのかというと、X(旧Twitter)にて就活中の学生が「やりたい仕事ができる企業を選ぶか、立地など希望の条件に1番近い企業を選ぶか」と悩んでいる書き込みを見たからです。
人生の4分の1は労働に消えるのですから、より良い企業を選択したいと考えるのは必至です。
しかし、大抵はやりたいことと労働条件が揃うことはありません。
条件の取捨選択をして、自分で納得できる企業を選ぶことになります。
人生で迷子にならないための心構え
そんな取捨選択を経て、希望の企業に入社してからも“理想と現実”のギャップに悩んでいるという方は少なくないでしょう。
中には転職という選択肢を考えている方もいるかも。
そこで今回は就職などの人生の道に迷わないためのコツをご用意しました。
【事前の準備と心構え】
・地図アプリでルートを確認する
・ストリートビューで様子を予習する
・目印を見つける引用:Googleより
はい。これが道に迷わないための事前準備と心構えです。
「ここまで散々“人生”について語ってきたのに、道ってそっちの道かよ!」
そんなツッコミが聞こえてきましたが、この心構えは人生においても役立つものだと考えています。
心構えだけでなく、この後の項目に書いていく『移動中のコツ』という内容も進路選択に使えるのではないでしょうか。
まずは、上記の3項目について深堀りしていこうと思います。
地図アプリでルートを確認する
最初に地図アプリでルートを確認する。
自分の向かう場所がどこかを事前に把握しておくことは、方向音痴だけでなく、全人類の必須条件ではないでしょうか。
私は地図が苦手なのであまりやらないんですけどね。
(だから迷うんだろってツッコミは禁止です)
社会におけるルート確認
社会においては、応募前に企業の概要や職務内容を確認しておくことがこれにあたるのではないでしょうか。
「当然のことだろう」と思うかもしれませんが、求人だけでは分からなかった情報が会社のホームページに載っていたということは決して少なくありません。
就活中は複数の求人を、並行しながら応募する関係で応募書類の記入や面接対策など、するべきことが多いでしょうが少しでも時間が空いたときに会社のホームページを閲覧しておくといいでしょう。
入社前後のギャップを減らすためにも会社の情報は集めておくに越したことはありませんからね。
ストリートビューで様子を予習する
次にストリートビューで様子を予習する。
行く場所をGoogleマップで調べて、ストリートビューで実際の周囲の様子を把握しておくというものです。
地図が読めなくても、周囲の様子を覚えることは得意な私が編み出した迷子対策だったりします。
社会におけるストリートビュー
社会においては、就職前に行くインターンがこれにあたるのではないでしょうか。
説明会で自分の行きたい会社の業務内容を把握したうえで、実際に勤めている姿を見たり体験して、自分が働いている姿をイメージする。
そこで未来の自分が充実した様子で勤務しているか。それも進路を選ぶ1つの基準になるのではないかと私は思います。
目印を見つける
最後に目印を見つける。
これもよくやっている迷子対策なのですが、コンビニやビルなど目印になりそうな建築物を探しておくというものです。
「あ、ここ見覚えがある!」と思えれば、迷子を回避することができます。
目立ちそうなものがなければ、近くの信号に書かれた住所を覚えておくのも手ですよ。
社会における目印
社会においては、応募する前に会社の口コミを見ることがこれにあたるのではないでしょうか。
働いてみてからブラック企業だったり、ハラスメントの温床だったと気づくことが社会では多々あります。
それを避けるための方法がインターネットサイトに載っている口コミを見ることです。
口コミはあくまで投稿した個人の感想ではありますが、応募の参考にできるものは多ければ多いに越したことはないですからね。
実際、かつて私が勤めていた企業がブラックでパワハラもあったのですが、退職後に口コミを見てみれば私と同じような感想を持った元職員の書き込みがありました。
こういうところまでしっかり見ればよかったと、後になって後悔することになりました。
進む道を決めたら戻らず突き進め
ここまでは迷子にならないための『事前の準備と心構え』を解説してきました。
これで一安心! と言いたいところですが、歩き始めた後に道に迷うのが方向音痴なんですよね……。
「分かる分かる~!」と頷いてくれたみなさんのため、次は移動中に道に迷わないためのコツを紹介していきます!
【移動中のコツ】
・現在地をこまめに確認する
・AR機能やライブビューを活用する
・地図アプリのナビ機能を使う引用:Googleより
はい。これが道に迷わないための移動中のコツです。
私は道だけでなく、機械にも疎いので「AR機能? ライブビュー?」と頭にいくつものハテナが浮かびました。仮にもIT系企業の社員なのに情けない……。
同じように「項目だけ並べられてもワケがわからないよ!」という方がいるかもしれないので、先ほどと同じように上記の3項目について深堀りしていこうと思います。
現在地をこまめに確認する
最初に現在地をこまめに確認する。
これは、スマホの地図アプリで常に自分の居場所を確認し、それが目的地から大きくズレていないかをチェックするという方法です。
私みたいに地図を読むのが苦手だという方には不向きな方法ですが、そうでないのなら1番有効な手段だと思います。
社会における現在地
社会においては、自分の実力を正確に把握することがこれにあたるのではないでしょうか。
入社後、多くのことを学ぶ中で自分の実力を正確に把握できているか、いないかでは大きな差が生まれると私は考えています。
同じことを学んだとしても、自分の実力が至らないことに気づければ、内容の復習や再確認をする慎重さが生まれます。
物事を上手く理解できていないうちに次のステップに進むと、情報の整理が追いつかずにパンクしてしまうことも。なので、何かに行き詰まったときは一度「自分はどこまでこの仕事を理解できているのか」を見つめ直してみるといいかもしれませんよ。
AR機能やライブビューを活用する
次にAR機能やライブビューを活用する。
カメラで撮影した風景にナビゲーション情報を重ねて表示できるAR機能やライブビューを利用して、どちらに進めばいいかを視覚的に分かりやすくする方法です。
これに関しては私も調べるまで分からなかった項目なのですが、私のように地図を読めないタイプの方向音痴にとっては神機能だなと思いました。
地図は読めずとも、目の前の風景からナビゲーションしてくれたら、もう道に迷う心配はありませんね。
社会におけるAR機能
社会においては、指導係の先輩がこれにあたるのではないでしょうか。
先輩は後輩である私たちがどこで躓いているのか、今は何ができるのかを正確に把握し、自分の経験に基づいた的確なアドバイスをくれます。
そんな先輩がいるおかげで私たちは日々、成長できていると言っても過言ではありませんね。
私にとってのAR機能は魔王さんですね。私が立派なライターになれるように、これからもしっかりナビゲートしてもらえたら嬉しいな、なんて思っています。
地図アプリのナビ機能を使う
最後に地図アプリのナビ機能を使う。
Googleマップなどの地図アプリに搭載されている『ナビゲーション機能』を使って、目的地をめざすという方法です。
私もいつもお世話になっている機能で、音声で進む方向を案内してくれるので、地図が読めなくても迷うことなく目的地に到着することができます。
老若男女問わず、この機能を使っている方は多いのではないでしょうか。
社会におけるナビ機能
社会においては、業務内容やルールについて書かれたマニュアルがこれにあたるのではないでしょうか。
何も分からない新人のうちは、教わった内容をキチンと覚えているか……自分自身が半信半疑のまま働いていることも少なくないと思います。
そんな時、そばにマニュアルがあれば教わった内容をいつでも反復できるので、安心して効率よく仕事に取り組むことができます。
マニュアルがない場合は、自分から教わった内容をメモしておくのも1つの手ですよ。
では素晴らしい提案をしよう。お前も迷子にならないか?
ここまで、道に迷わないためのコツを紹介してきましたが、私は道に迷うことを悪いこととは思っていません。
「開き直ってるのか!?」と思われるかもしれませんが、これにはキチンとした理由があります。
私はこれまで、人生を含めた多くの道に迷い、そのたびに慌てたり、悔んだりしてきました。
しかし、迷っている間に通った道はいつか「ここ、前に通ったな」と振り返ることができるようになり、また迷わないための知識として昇華されます。
迷いながらでも、自分で目的地にたどり着く。その行動を、学びにできれば迷子は悪いことではないのでしょうか。
迷わないに越したことはありませんが、迷っても最後には目的地にたどり着ける。そして、迷った経験も決してムダにはならない。
どんな経験もいつか自分自身の役に立つのではないかと私は考えています。
それはそうと、ここで紹介したコツは明日から実践します。
もう呆れられるのは懲り懲りなんでね。
後日談
「出口は……どこ……?」
森に足を踏み入れてから何日が経っただろうか。Lv:4のスライム・芽生は疲れ果てて、草むらの端に座り込んだ。
大きく育った木々は芽生の頭上に影を落とすばかり。
“迷子”にならないためのコツを調べてみたものの、すでに迷っているので意味はなかった。
「魔王さま……ゆるキャラのみんな……」
心細くなり、涙ながらに彼らの名を呼んだが、誰も応じてはくれなかった。
「頼ったらダメだ。強くなるって決めたんだから自分でなんとかしなきゃ!」
芽生は再び立ち上がり、森の奥深くへと足を踏み入れた。
正しい道を見つけ、強くなるために。
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