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「衰退してもかまわない」若者が6割!氷河期世代がと納得した理由

「転職市場ニュース」欄の更新ですが、普段よりラフな感じで書いていこうと思います。

今日、2月12日に東洋経済オンライン様で『「がんばるくらいなら、日本経済はこのまま衰退してかまわない」と思う若者たちが60%もいるという衝撃』を発見しました。

東洋経済オンライン

僕は、2025年2月に株式会社クロス・マーケティングにあるオンライン・アンケートを依頼して実施した。対象は20代から50…

この記事を書いている私こと“魔王”は、世代でくくるなら「氷河期最末期」世代。若者たちの気持ちが分かる時期は20年くらい前に過ぎ去り、今では押しも押されぬ老害です。

ただ、記事のタイトルを見ても、「衝撃」を受けるどころか、むしろ「そりゃ、そうでしょ」としか思いませんでした。

ということで、なぜ“老害”の私がそう思ったのか、解説したいと思います。

「常識」は世代によって大きく変わる!

好景気ってなに?
解説に入る前に、最近の恒例行事として、対話型AI『Gemini』にこの記事を要約してもらいます。

それほど長い記事ではありませんので、お時間のある方はぜひ全文をご覧ください

【Geminiによる要約】
現代の若者の心理と仕事観
・「経済成長」より「穏やかな衰退」を選択

調査によると、若者の多くは「日本経済のために頑張る」ことよりも「日本が衰退しても穏やかに暮らすこと」を望んでおり、一種の**「諦念(あきらめ)」**の境地にあります。

・日本は好きだが、頑張りたくはない
日本という国への愛着は高いものの、国のために努力する意欲は乏しいのが特徴です。「今の日本は好きだが、必死に支えるほどではない」という割り切った心理が見て取れます。

・「静かな退職」と「指示待ち」の合理化
最低限の仕事しかしない**「静かな退職(Quiet Quitting)」**のスタイルを好み、リスクを避けるためにマニュアルや明確な指示を強く求める傾向があります。これは、将来に期待せず「今」を効率的に過ごそうとする、彼らなりの合理的な生存戦略といえます。

Geminiによる要約のスクリーンショット

この要約を前提に、「なぜこういう“衝撃の結果”が出たのか」、逆にお若い方々の目線から見れば「なぜこの結果が“衝撃の結果”と思われるのか」を解説したいと思います。

現代は本当に「不景気」?

記事をお読みいただいた方はお分かりでしょうが、この記事の著者は、20代から50代までの1200人に対して以下のような“究極の選択”を聞いてみたそうです。

問い:今後の日本の将来について、AとBのうち、あなたはどちらを選びますか。
A:「このまま緩やかに日本経済が衰退しても、穏やかに暮らせるほうが良い」
B:「日本経済を維持・発展させるために頑張りたい」

皆さんは本音だとどちらですか?

そしてこの問いに対して、Aと答えたのが60.1%Bと答えたのが39.9%だったのだとか。記事のタイトルはこの結果を受けてのものですね。

20代・30代はともかく、40代・50代を「若者」に含めるかは議論がありそうですが、そこはさておいて。

私から見て、この問いでAが増えるのは、特に驚きではありません。

だって、令和8年の現代日本って、本当に「不景気」ですか?

生活は苦しい…けど!

たしかに給料は上がらないのに食料品をはじめ物価は上がっています。以前のコラムで私が計算したところ、2025年1月の30万円は2022年1月の25万8千円程度の価値しかありませんでした。その後、令和の米騒動などもあったので、2026年1月だともっと目減りしていると思います。

そういう意味で、生活は苦しいですよ。私もまったく同じ感覚です。

ただ。

じゃあ、生活できないか? と言われると、そんなことはないんですよね。

朝・昼・晩ときちんと3食取れていますし、明日の生活に悩むほど逼迫した状況ではありません。将来のことを考えると不安ですけど、今は最低限、生きていける。そんな人がほとんではないでしょうか。

基準をどこに置くか?

結局ね、現代の日本を「不景気」と定義するのは、あくまでも『相対的』に考えた場合なんですよ。

高度経済成長期やバブル期と比較すれば確実に不景気です。でも、バブル崩壊からすでに35年くらい経った今、社会で活躍する人たちの多くが「好景気を知らない世代」になってしまいました。

極端に言えば、1987年~2003年に生まれたゆとり世代や、その後のZ世代から見ると、日本は今も昔も「いつもどおりの景気」でしかないんじゃないでしょうか。

ということは……選択肢Aにあった「緩やかな衰退」さえ十分、許容範囲内なのでしょう。

もうひとつの決定的な理由

あと、個人的にもうひとつ、大きな理由があると思います。

私自身は、1990年代後期~2000年代初頭のITバブルを覚えています。まだ社会に出る前、高校~大学生時代でしたけど、それなりの大人として、遠巻きに見ていました。

あれ自体は結局、偽物のバブルもどきだったと今も昔も思っていますが、それでも「好景気になる“かもしれない”」という期待感が世の中にあったことも事実です。

ただね、私より若い世代になると、その期待感すら味わったことがないんですよ。

そうなると……自分の努力で日本の景気がよくなるかもとさえ思えない。そんな状態で自分だけがんばろうとは思えない。「投資対効果(ROI)」が悪すぎる!

きっと選挙に行かないのと同じ感覚なんでしょう。大事なのは頭で理解できても、自分の1票で何かが変わると思えない。

そんな感覚を想像すれば、選択肢Bを選ばないことも想定内だと感じるわけです。

まとめ:期待できるかが大事!

期待できるかどうかが大事!
個人的に、バブル崩壊後、日本がもっとも好景気に近づいたのは2001年から2006年の小泉政権、その初期だった気がします。

世の中がITバブルに期待していたし、小泉純一郎氏が自民党や日本をスクラップ・アンド・ビルドしてくれそうな期待感もありましたから。

まあ、結果としては残念だったわけですけど。

こういうコラムで政治を語るのは避けるべきかもしれませんが、少なくとも政治家、特に総理大臣をめざすような大物さんたちに必要な資質の第一は、庶民に期待させる能力ではないでしょうか。

分かりやすくいえば、織田信長とか、西郷隆盛とかかな。何ができるかよりも、何が“できそう”か。未来に期待ができたら、世の中は勝手に良くなっていくんだと思っています。

そう考えると、情報過多な現代はむずかしいんでしょうね。

織田信長の時代にSNSがあったら、多くの家臣に「あいつは危険だ!」ってポスト・拡散されて、岐阜城から出られなかったと思いますよ。本能寺が燃える前に、彼自身が盛大に炎上していたことでしょう(笑)。

直近の衆議院選挙に対して「自民党が勝ちすぎだ!」なんて言われます。私自身もそう思わないわけではないけれど、高市首相がそれだけの期待感を世間に振りまける人だと考えれば、それはそれでいいことだと思います。

そうやって日本がちょっとずつ良くなり始めたら、きっとこういうアンケートの結果も変わるんでしょう。

私はその日が来ることを楽しみにしています。

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