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意外と多い!できるだけ人と関わらない仕事!

人間関係の悩みが原因で退職する人は、今も昔も多いもの。その場合、「次はできるだけ人と関わらない仕事をしたい」と考えることもあるでしょう。

しかし、私たちが生きる「社会」は、その最小単位である「個人」の集合体。そのため、人とまったく関わらずに仕事をするのは、現実的に困難だと諦めてしまう方も多いと思います。

一方で、世の中には、最小限の人間関係で生計を立てている人がいるのも事実。

では、どんな仕事なら、人との関わりを減らせるのか。そもそも、自分が本当に避けたい人間関係とは、どんなものなのか。

今回は、あまり人と関わらなくてもいい仕事や、在宅で働きやすい仕事を紹介します。

本当に人と関わらずに働ける?

コミュニケーションの種類
どんな業界・職種であれ、上司や同僚、顧客など、人とのかかわりは避けらないもの。それでも、現代では最小限のコミュニケーションで成り立つ仕事が存在します。

しかし、ひとくちに「人と関わらない」と言っても内容はさまざま。どんな関わりを避けるかによって、おすすめする職種も変わるでしょう。

そこで、まずコミュニケーションの種類を解説します。なには許容できて、なにを極力避けたいのか。ぜひ、考えてみてください。

コミュニケーションの種類

コミュニケーションには、大きくわけて2種類があります。1つは電話やメール、チャット機能を使用する間接的なもの。そしてもう1つが、顔を合わせて対話する、直接的なコミュニケーションです。

このうち、「人と関わりたくない」という人が苦手なのは、主に直接的な方でしょう。

実は、直接的なコミュニケーションにも2種類あります。それは上司や同僚、取引先を相手にする継続的なコミュニケーションと、接客に代表される一時的なコミュニケーションです。

この両者を同時に排除するのは、現状では困難。逆に言えば、どちらか一方であれば、最小限に抑えることは可能です。

人と関わらない仕事10選

人と関わらない仕事の例
ここからは人との関わりを最小限に抑えられる仕事を、苦手なタイプごとに分けて紹介します。

また、厚生労働省が展開する職業情報提供サイト『job tag』から、年収や有効求人倍率など、各職業のかんたんなステータスも掲載していきます。

ちなみに有効求人倍率とは、就職希望者1人にあたり何件の募集があるかを数値化したもの。つまり数字が大きいほど求人数が多い=転職難易度が低い、となります。

平均労働時間は公的な平均値が発表されていないものの、1日8時間、1カ月あたりの平均勤務日数は月20.5日と推定できるので、164時間程度が目安でしょう。

もうひとつ、年収についてもあらかじめ解説します。令和4年度の日本人の平均年収は約458万円。さらに正社員に限定すると約523万円となります。

ただし、この数値はごく一部の(超)高額取得者によって大きく底上げされているのも事実。極端な高・低収入を排除できる中央値をみると、約396万円という結果が出ています。

それらを踏まえて、ここからの職種紹介をご覧ください。

継続的な付き合いが苦手な人向け

まずは、社内の人との人間関係を深めなくても成り立ちやすい職種を紹介します。

トラック運転手

トラック運転手は、業務時間のほとんどを車内で1人で過ごします。社内の人との交流は出発前後を除けばほとんどなくマイペースに働くことができるでしょう。

ちなみに、「トラック運転手」としたのはあくまで便宜上の話。必ずしも、トラックだけを運転するわけではありません。

その好例が、ネット商品などを配送する軽貨物ドライバー。こちらは、軽自動車の運転がメインなので必要なのは普通免許だけ。未経験の方もスタートしやすい仕事と言えるでしょう。

トラック運転手のステータス
平均年収485.3万円
平均労働時間177時間
有効求人倍率3.43倍

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タクシー運転手

こちらも同じく、業務時間のほとんどを車内で過ごす仕事。トラック運転手と異なるのは、やはり接客の要素が多いこと。初見のお客様となら、それなりに会話できる。そんな方にはおすすめの仕事です。

ちなみに、タクシーを運転するには二種免許が必要。ただ、多くの会社は資格取得支援制度を整えています。それを活用すれば、入社後に会社負担で免許を取得可能です。

タクシー業界は人手不足に悩んでいるため、未経験者が飛び込みやすいこともメリット。運転が好きな方には、ぜひ考えていただきたい仕事です。

タクシー運転手のステータス
平均年収419.0万円
平均労働時間166時間
有効求人倍率15.23倍

(ビルなどの)設備管理

オフィスビルや商業ビルをはじめ、病院や学校を含む中高層の建物の保守・管理を行う設備管理。こつらも、1人で過ごす時間が多い仕事です。

そのため、社内の人付き合いが少ないことが魅力。上司や同僚との深い人付き合いを避けたい方におすすめです。

ただし、施設の管理者や外部業者との連絡は多少発生することは把握しておきましょう。

ビル施設管理のステータス
平均年収442.1万円
平均労働時間167時間
有効求人倍率1.1倍

清掃員

駅やショッピングモール、オフィスビルなどでよく見かける清掃員。こちらも、基本的に1人で行う仕事です。

特別な資格や経験がなくてもチャレンジしやすいこともメリットと言えるでしょう。

ただし、大きな施設になるほどチームで動くことが増える傾向が。人付き合いを避けるなら、比較的小さな施設を狙うのがおすすめです。

ビル清掃のステータス
平均年収278.4万円
平均労働時間162時間
有効求人倍率1.31倍

一時的な付き合いが苦手な人向け

ここでは、初対面の相手とのコミュニケーションを避けたい方におすすめしたい職種を紹介します。

事務職

社内の人と連絡を取る場面は多いものの、外部と絡むことは少ない。事務職はそんな仕事の代表例です。

ただし、デメリットが2つあります。まず、来客対応を求められやすいこと。そして、人気が高く転職難易度が高いこと。

そのため、未経験からめざすなら資格の有無が重要になってきます。下記記事を参照に、役立つ資格の取得を視野に入れましょう。

一般事務のステータス
平均年収510.9万円
平均労働時間163時間
有効求人倍率0.33倍

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経理職

事務職と同じく、あまり外部との接触がない職業。また近年は経費精算のフローをシステム化している企業が多いため、社内とのやり取りも以前ほど多くはありません

ただし、こちらも人気が高く、転職難易度は高め。日商簿記やビジネス会計検定などの資格を持っているとアドバンテージを得られるでしょう。

経理事務のステータス
平均年収484.6万円
平均労働時間163時間
有効求人倍率0.59倍

警備員

工場や病院、イベント会場やビルなどを守る警備員。こちらもも、人との関わりが少ない仕事の1つです。

挨拶を除けば来客や従業員とも会話の必要がないうえに、単独で行動することが多いので、直接・間接を問わずコミュニケーションを取る場面がほとんどありません

必要な資格も多くないので、未経験の方も始めやすい仕事です。

施設警備員のステータス
平均年収376.1万円
平均労働時間169時間
有効求人倍率4.39倍

おまけ:在宅ワーク向きの仕事

最後におまけとして、自宅で作業できる仕事を紹介します。これらは文字どおり、「人と関わらずに活躍できる」ものばかり。ぜひチェックしてください。

SE・PG

企業のIT化に欠かせないシステムエンジニアとプログラマーは、一定のスペックを持つパソコンさえあれば、どこでもできる仕事です。

ちなみにSEとPGの差異については、下記記事をご参照ください。

システムエンジニア(業務用システム)
のステータス
平均年収557.6万円
平均労働時間168時間
有効求人倍率3.00倍
プログラマーのステータス
平均年収557.6万円
平均労働時間168時間
有効求人倍率0.92倍

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Webデザイナー

企業や個人から依頼されたWebサイトを制作するのがWebデザイナー。この仕事も、自宅で行いやすい仕事の代表例です。

フリーランスで働くなら、その傾向はさらに顕著に。受注、作業、納品のすべてをオンラインで完結できます。

デメリットを挙げるなら、人気が高く転職難易度が高いこと。そのため、入社時に専門知識を求められる傾向にあります。興味をお持ちの方は専門学校やネット講座を活用して、コーディングなどのスキルを身に付けましょう。

Webデザイナーのステータス
平均年収509.3万円
平均労働時間171時間
有効求人倍率0.12倍

SEOライター

最後に紹介するのは、副業としてもおなじみのSEOライター。Googleなどの検索エンジンで上位に表示されやすい文章を書く仕事です。

誰でも始めやすく、さらにクラウドソーシングに案件が大量発注されているため、スタートのハードルはかなり低め。ただし、安価な案件が多く、まとまった収入を得るためには、多くの仕事をこなす必要があるでしょう。

ちなみに本職種のみ、『job tag』に該当する職種の掲載がありませんでした。

インターネットで調べる限り、年収の幅は約200万円~600万円とかなり広め。スキルや実績、こなす仕事量次第で収入が大きく変わる職種と言えそうです。

まとめ

何を避けたいのか正しく把握しよう
本記事では「(できるだけ)人と関わらない仕事」を紹介してきました。

現代は、AIの進化に伴い多くの業務が省人化されています。そのため、人との関わりを持たずにできる仕事は、今後もどんどん増えていくでしょう。

しかし、それでも人との関わりをゼロにするのは厳しいのも事実。

まずは自分がどんな関わり方を避けたいのかを明確にし、そこから仕事選びをしてみてはいかがでしょうか。

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