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ノックは何回? 面接当日に押さえておきたいマナーを総まとめ!

前回は「面接中のマナー」特集第一弾として、事前に準備できる6項目を解説しました。

そして今回は第二弾。会場への入室から実際に面接が始まるまでの間に気を付けたい項目を7つ、解説いたします。

ノックの回数ドアの閉め方イスへの座り方など、ある程度の社会人経験をお持ちの方でも間違えてしまうものばかり。

みんなができないことだからこそ、あなたができれば大きなアドバンテージを得られるはずです!

前回の記事はこちら

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ベテランでも間違える!面接のマナー【入室編】!

今回紹介する面接のマナー
前回紹介したものは、ある程度のビジネスマナーを心得ている人からすると、知っていて当然のものばかりだったかもしれません。

また、知らなかったとしても、奇抜なことを避ける意識さえあれば、失敗は回避できるでしょう。

しかし、今回は違います。ベテランであっても、知らない/できないこともあるでしょう。むしろ、学校の面接対策を受けたばかりの若い方のほうが、知っているかもしれません。

転職時にビジネスマナーを問われるのは年代にかかわらず共通。ただし、キャリアがあるほど「マナーを知っていて当然」と思われるという事実もあります。

そのため、これから紹介する7項目は、中堅・ベテランの方ほどより気を付けていただきたいポイントになります。

ノック

皆様は「ノックの回数」にそれぞれ意味があることをご存じでしょうか。

まずは下記をご覧ください。

【ノックの回数と意味】
2回 空室確認(主にトイレなど)
3回 入室確認(親しい人や身近な人がいる部屋が対象)
4回 入室確認(目上の人や初訪問の場所が対象)

ちなみにこのルールは日本発祥とのこと。そもそもはある航空会社の客室乗務員が使い分けていたものが起源だという説が有力です。
(イギリスの貴族社会にもノックの回数に意味があったそうですが、上記とは異なります)

では、これを踏まえたところで質問です。

面接会場のドア、あなたは何回ノックをしますか?

面接で正しいノックの回数

会場で待っている面接官は“目上の人”にあたります。また会場は基本的に初訪問でもあるでしょう。

ということで質問への正解は、4回

なのですが、現代では「4回は多すぎる」と感じる方が多いそうです。

そのため、面接会場に入室する際は3回または4回のどちらでも正解となります。

正しいノックの仕方

ちなみに、ドアの叩き方にもマナーがあります。とはいえ、むずかしいことはありませんのでご安心を。

まずは2回の場合。多くの方がそうしているように「コンコン」と連続で叩きましょう。

3回も同じです。こちらも「コンコンコン」と続けて叩けばOKです。

この法則が変わるのは4回目。こちらは「コンコン・コンコン」と2回連続で叩いたあとわずかに間を空け、また連続で叩くのがマナーです。

より正しいマナーを用いるためにノックを4回おこなう方は、叩き方も覚えておいてください。

入室

3回、または4回。正しくノックをしたとしても、そのまますぐにドアを開けてはいけません

室内から「どうぞ」や「お入りください」などの返事を確認してからドアを開けましょう。

もうひとつ。ドアを開けたあと、すぐに室内に入るのもマナー違反となります。

ドアを開けたら、その場で「失礼します」と挨拶してから室内に入りましょう。

ドアの閉め方

もしかすると、ここがいちばん間違える人が多いポイントかもしれません。

ドアのノック、開け方にマナーがあるように、閉め方にもマナーがあります。

それは、室内にいる面接官に背中を見せないように斜めを向いたまま、開けた手とは反対の手で閉める、というもの。

このとき、大きな音が鳴らないように注意するのを忘れずに。万が一、大きな音が出てしまった場合は、すぐに「失礼しました」と謝罪しましょう。

挨拶

ドアを閉めたあと、すぐにイスに向かってはいけません。その場に立ち、面接官に挨拶をしましょう。

例文は下記のとおりです。

【挨拶の例文】
○○(自分の名前)と申します。本日はお忙しい中、お時間をいただきましてありがとうございます。どうぞ、よろしくお願いいたします

このとき注意するのは2つ。まずは面接官の目を見て挨拶すること。もうひとつは、多少離れていてもしっかりと聞こえるように、大きな声でゆっくりと話すこと。

ゆっくり話すことで、自身も落ち着くはず。面接をスムーズに進めるためにも、ここで自分のペースをつかんでおきましょう。

イスへの移動

挨拶が終わったら、イス(とテーブル)に向かいますよね。

このとき、向かうべきイスの位置はどこでしょう?

下記の画像からお選びください。

座る位置はどこ?

(シンキングタイム・5)



(シンキングタイム・4)



(シンキングタイム・3)



(シンキングタイム・2)



(シンキングタイム・1)



(シンキングタイム・0)

このくらい開ければ大丈夫ですかね。

皆さん、分かりましたか?

正解は……

もちろん、。ドアにいちばん近い席、下座と言われる場所に向かうのがマナーです。

ただ、この時点では座ってはいけません。「おかけください」という面接官の声が聞こえたら、「ありがとうございます」、もしくは「失礼します」とお礼を述べてから座りましょう

座る場所の例外

下座への移動中に面接官から席を指示された場合は、下座にこだわらずその場所に向かいましょう

面接官がまだ到着していないため担当者が室内まで案内してくれる、または複数人で面接を受けるなどの場合は、この例外パターンによく出会います。

優先順位は指示>下座であると覚えておきましょう。

イスの座り方

やっとの思いでたどり着いたイス。ここでも座り方のマナーが存在します。

まず、浅く腰掛けること。そして背もたれは使わずに背筋を伸ばして、姿勢を正しましょう

また男性拳(こぶし)1つ分ほど足を開いて、膝の手前あたりに軽く握った拳を置きます

対して女性は膝を揃え、両手を重ねて両太ももの間あたりに置きましょう

当然のことですが、スカートスーツを着用している場合、膝を開けるのはNGです。

手荷物

最後に紹介するのは手荷物、特にカバンの扱い方です。かんたんに言うと、机やイスの上に置かないことを徹底すれば問題はありません。

というのも、ビジネスバッグの底はどうしても汚れてしまいます。それを会社の持ち物である机やイスの上に置くのは失礼だということです。

常にカバンはイスの脇に置き、筆記用具などを取り出すときも膝の上に置くことを意識しましょう。

ただし、カバンを置くための台などが用意されていて、面接官に「カバンはそちらに載せてください」と言われた場合は、「ありがとうございます」とお礼をして指示された場所に置きましょう

ここでもやはり、指示が最優先ということです。

まとめ:指示を最優先しよう!

困ったときは指示を最優先に!
いかがでしょうか。今回紹介した中には、知らなかったものもあったかもしれません。

しかし、前回と同じように、今回も多くの項目に共通する“コツ”があります。

それは、とにかく面接官や案内してくれる担当者の指示に従うこと。そして、指示に対してお礼を言うこと。この2つです。

部屋に入るのもイスに座るのも、すべて面接官の言葉がきっかけです。逆に言えば、指示が出るまでは立って待つ、ということを意識すれば問題ありません。

「お入りください」と言われたら、「失礼いたします」とお礼し入室する。

「おかけください」と言われたら、「ありがとうございます」とお礼しイスに座る。

ほとんどはこの繰り返しなのです。

そういう意味では、最大のマナーは「面接官を尊重する」だと言えるかもしれません。

そして、次回はマナーまとめ最終回。「面接中のマナーまとめ」をお届けします!

そちらもぜひ楽しみにお待ちください。

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