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時代をリードするIT・メディア職の特徴や魅力を解説!

今回、紹介するのは、学歴・経験不問の求人サイト『ジョブリット』で「IT・メディア・クリエイティブ職」にカテゴライズされている職種のうち、IT関連職メディア関連職の2つ。

長くなりすぎるため、もうひとつのクリエイティブ職については、次回紹介いたします。

さて、IT・メディア職といえば、皆さんはどんな職業が思い浮かぶでしょうか? 前者ならプログラマー(PG)やシステムエンジニア(SE)、後者ならカメラマンやアナウンサーなどがイメージされやすいかと思います。同時に、これらの仕事に憧れる人も多いかもしれません。

今回はこれらの仕事を含め、IT・メディア職に分類される職種の紹介特徴魅力などをご紹介いたします!

IT・メディア職のステータス
(ジョブリットメディア編集部調べ)
転職のしやすさ★★☆☆☆
収入面★★★★☆
スキルアップのしやすさ★★★★☆
業界/職種の将来性★★★☆☆
おすすめ度★★★☆☆

IT・メディア職ってどんな仕事?

IT・メディア職とは?
ひとくくりになっている、IT・メディア職。しかし、その詳細は大きく異なります

まず、ITとは「Information Technology」の略。日本語では情報技術と訳されます。現代では実に多くの業界が、その技術を活用してさまざまなサービスを展開しています。

一方のメディアとは、本来は情報を伝える手段、媒体のこと。一般的にはテレビやラジオ、新聞、雑誌などが想像されますが、これはメディアの一部である「マスメディア」のこと。このほかにもCDやDVD、書籍、電話、メールなども含めた総称がメディアです。

実際問題として、この2つに関連する職種に共通点はあまりありません。しかし、どちらも時代をリードする職種として、日本に欠かせない仕事です。

IT・メディア職の分類

学歴・経験不問の求人メディア『ジョブリット』で「IT・メディア・クリエイティブ職」のカテゴリに含まれる職種は9つ。

そのうち、今回紹介するのは下記の6つです。

【今回紹介する職種】
SE・PG・エンジニア・運用
Webデザイン・DTPデザイン
ディレクター
記者
アナウンサー・キャスター・レポーター
放送技術者

まずは、これらの職種をかんたんに解説していきます。

SE・PG・エンジニア・運用

これらはすべて、ITの最前線で活躍する技術者たち。

まずSEユーザーの要望に応じてソフトウエアを設計・開発します。そのため、プログラミングの知識にくわえて、ユーザーのニーズを的確に引き出すコミュニケーション能力が求められるでしょう。また、社内システムの構築・運用のみを行う、社内SEを用意している企業も増えています。

PGSEが設計した仕様書にのっとり、プログラムを組んでいく作業者。現代では200以上あると言われるプログラミング言語の知識や、ミスなくコーディングを行う正確性が必要な職種です。

PGやSEもエンジニアの一種ですが、単にエンジニアITエンジニアと言う場合は、インフラエンジニアをさすことがほとんど。こちらはサーバーやデータベースなどのITインフラを構築・保守運用する職種です。企業によっては、担当領域に合わせて細分化した職種を設けていることもあります。

最後の運用は、システムが正常に動作するために必要な保守・管理を専門的に担う職種。そのことから、システム運用と呼ばれることもあります。あらゆるビジネスシーンでシステムが活用される現代において、なくてはならない業務です。

ちなみに、過去には混同されがちなSEとPGの違いにフォーカスした記事も公開されています。こちらも合わせてご確認ください。

SEとPGの違いはこちらでチェック

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システムエンジニアとプログラマーの違い

Webデザイン・DTPデザイン

どちらもデザインの一種ではありますが、扱う媒体はまったくの別物です。

Webデザインは、Webページの見た目に関わる部分を制作する仕事。配色や写真、文字のレイアウトを考え、見やすく扱いやすいサイトを構築します。

対してDTPデザインが担当するのは雑誌や書籍、ポスターなどの紙媒体。印刷物を美しく、かつ読みやすいようにレイアウトや画像処理をおこないます。

どちらもデザインの知識や専門的なソフトの使用経験が求められますが、どちらも一般的な「デザイナー」のイメージとは異なることは覚えておいたほうがいいかもしれません。

ディレクター

さまざまな業界・業種に存在する職種名で、現場の責任者にあたる地位を担います。

IT、メディア、そして次回紹介するクリエイティブな仕事でも、実務者はディレクターの指示のもと、業務を進めていくことになります。

プロジェクト全体への見識が必要になるため、未経験からはじめることは多くありません。アシスタントディレクターとして経験を積むか、他職種のエキスパートがキャリアアップして就くことが一般的でしょう。

記者

新聞や雑誌、テレビ番組などでおなじみの仕事。事件や事故、ニュースなどを取材し、その内容を執筆、または口頭で解説します。

次回、紹介するライターと混同されがちな仕事ですが、文章のみを担当するのがライター、取材や編集といった前後の工程も自分で行うのが記者という違いがあります。

アナウンサー・キャスター・レポーター

主にテレビやラジオなどで原稿を読み上げたり、現場から情報を伝える仕事。こちらもおなじみではないでしょうか。

ちなみに本来は、アナウンサー用意された原稿を読むキャスター意見やコメントを付け加えるという違いがあったのだとか。しかし現代ではそういった違いはあまり見受けられません。

明確に違うのはレポーター。こちらは取材現場へ赴き取材をし、自分で報告する人をさします。どちらかというと、記者の要素を含むと言ってもいいかもしれません。

放送技術者

ここまで紹介した、いわゆる表に出る人だけでは番組・企画は成立しません。

送信機やアンテナの調整・操作し電波を発信する送信業務決められた時間通りにプログラムを電波に乗せる送り出し業務。そして実際に番組を企画・制作する制作業務。これらを担う放送技術者はどんな媒体にも必須です。

特に細分化されているのは制作業務。カメラマンや音響、照明など、比較的メジャーなものはもちろん、時間を管理するタイムキーパー、適した映像に切り替えるスイッチャーなど、さまざまな業務が存在します。

年収は?転職難易度は?IT・メディア職の魅力を解説!

IT・メディア職に必要なスキルは?
ここからは誰もが気になる年収転職のしやすさを解説していきます。

今回も職業情報提供サイト『job tag』などのデータを参考に、IT・メディア職の特徴をチェックしていきましょう。

有効求人倍率

ここでは、前回に引き続き『job tag』のデータを抜粋します。

【IT・メディア職の有効求人倍率】
システムエンジニア(業務用システム)3倍
プログラマー0.92倍
Webデザイナー0.12倍
Webディレクター0.56倍
新聞記者/放送記者/雑誌記者0.23倍
アナウンサー0.56倍
テレビ・ラジオ放送技術者0.52倍

有効求人倍率とは、求職者1人に対して何社が募集をかけているかという数値。数値は大きいほど募集が多く、就職しやすいことになります。

数値上、システムエンジニアを除けば1未満となっているため、人手不足の現代でもIT・メディア関連の仕事は転職難易度が高いのでしょう。しかも、システムエンジニアは通常、プログラマーなどの熟達者がキャリアアップ先として選ぶもの。未経験者の採用ハードルは高いと言われます。

賃金

こちらも『job tag』のデータから抜粋します。

【IT・メディア職の賃金(年収)】
システムエンジニア/プログラマー557.6万円
Webデザイナー509.3万円
Webディレクター551.4万円
新聞記者/放送記者/雑誌記者571.7万円
アナウンサー/テレビ・ラジオ放送技術者551.4万円

ちなみに、令和4年度の日本人の平均年収は約458万円で、正社員に限定すると約523万円。職種によってばらつきはあるものの、平均程度の収入は期待できると言えるでしょう。

しかし、個別に見ていくと、少し不安もあります。まず、SEやPGはスキル次第で収入が大きく変わる職種。『job tag』にも記載されていますが、ITSS(ITスキル標準)レベルによって年収は420万円~950万円まで実に幅が広くなっています。

もうひとつ、不安があるのはメディア、特にテレビやラジオ、紙媒体の仕事。少し前までは高給取りの代表格でしたが、近年は業績が落ち込み気味だそうです。10年後、20年後にこの数値がどうなっているかは、正直予想できません。

労働時間

1月あたりの平均労働時間がもっとも短いのは各種記者の160時間。反対にもっとも長いのはWebデザイナーの171時間。日本人の1カ月の平均労働時間は164時間程度と言われますので、平均的な労働時間と言えそうです。

ただし、ここにも注意点があります。まず、PGやSEは締め切り仕事なので、納期直前は残業が増える傾向にあります。また保守運用にかかわる仕事の場合、トラブルがあるかないかで残業や休日出勤の頻度は大きく変わるでしょう。

そして、メディア関連の仕事も時間が不規則になりがち。希望者は早朝や深夜の業務が発生することを覚えておいてください。

将来性

ここに関しても、IT系の職種とメディア系の職種で大きな差があります。

まず、IT系の職業は、しばらくの間、安心でしょう。特に日本では現時点でSE・PGが不足していて、少子化により今後さらに人材確保が難しくなると言われているからです。

反対に、将来性に疑問符がつくのがメディア系。テレビ、ラジオ、新聞、雑誌。いずれもかつてのような勢いは、残念ながらありません

ただ、だからといって、メディア系の仕事への転職をおすすめできないかというと、そうではありません。

まず、これらの技術を持っている人は限られます。特にテレビや新聞という媒体の技術力は、極めて高レベル。そのため、媒体の変化さえ受け入れられるなら、仕事に困ることは考えにくいでしょう。

既存媒体に固執しない時代の変化に柔軟に対応する。この2つの心構えがあるかどうかで、メディア系への就職/転職の成否を分けるのではないでしょうか。

必要なのはたった1つ!営業職で役立つ資格!

有効求人倍率の低いIT・メディア系職種。未経験者がライバルに先んじるには、資格の有無が重要になります。

とはいえ、IT系とメディア系では、必要な資格が大きく異なります。

ちなみに、IT系には資格がたくさんありますが、できるだけ未経験者向けの資格を紹介します。

【IT系の職種に役立つ資格】
ITパスポート
基本情報技術者試験
Python3エンジニア認定
javaプログラミング能力認定試験

【メディア系の職種に役立つ資格】
普通自動車第一種免許

IT系、特に総合職をめざす場合は、ITパスポート基本情報技術者試験が有用。実用性は後者のほうが高いものの、難易度も高くなってしまうので、まずはITパスポートの取得がおすすめです。

またプログラミング知識を得たい場合は、Pythonjavaといった汎用性の高い言語の資格がおすすめ。このほかC言語やC++などもシェア率の高い言語となっています。

一方、メディア系で求められるのは資格よりもヒューマンスキル。ただし、時間が不規則な仕事なので、運転免許だけは取得しておきましょう。

特にメディア系に必須!IT・メディア職で役立つスキル!

資格同様、ヒューマンスキルもIT系とメディア系で異なります。そして前述のとおり、メディア系はヒューマンスキルの重要度が極めて高い職種です。

こちらも系統ごとに紹介していきます。

【IT系の職種に役立つスキル】
集中力
コミュニケーション能力
マネジメント能力

【メディア系の職種に役立つスキル】
創造力
好奇心
コミュニケーション能力

まず、未経験者がIT系の業種に飛び込んだ際、必要になるのは集中力。細かい作業をコツコツ行うことが多い中で、どれだけ正確に入力できるか、またミスに気づけるかが重要になるからです。

その後、だんだんとキャリアを積みステップアップしていけば、周囲との連携を取るためのコミュニケーション能力や、部下や実務作業者を統率するマネジメント能力も必要になるでしょう。

メディア系の職種に向くスキルは、次回紹介するクリエイティブ職にも通じます。まず、新しい物事を創り上げていく創造力。そして、その源となる好奇心。この2つは、どの職種を選んでも必須だと言えます。

そして最後はコミュニケーション能力。多くの人と連携して進める仕事なので、やはり欠かすことはできません。

“つぶし”がきかない!?IT・メディア職のキャリアパスを紹介!

IT・メディア職に共通するのは、業界内でのキャリアパスが中心となること。どちらも専門性が高く、他業界での流用が難しいからでしょう。

IT系では主にPGやWebデザインでキャリアを積んだのち、より業務範囲の広いSEやITエンジニア、保守運用などに進むことが一般的です。その際に、より大きな規模の企業へのステップアップを果たすことも、めずらしくありません。

一方のメディア系の記者やアナウンサー、放送技術者も、やはり社内で昇進を目指すルートが王道と言えます。

専門性の高さゆえ「つぶしがきかない」と揶揄されることもありますが、逆方面から見ればかんたんに代わりが見つかる職種ではないということ。

腰かけやステップアップのための踏み台にはそぐわない職種だからこそ、高い意欲を持つ人材が集まっています。

成長を望むには最適な環境とも言えるでしょう。

まとめ:好きこそものの上手なれ!

IT・メディア業界で働くメリット
IT・メディア職は、高い専門性を有する職種が集まっています。その分、飛び込む難易度は高いものの、やりがいを感じながら働ける仕事です。

何より、どの職種も社会をリードする、公共性重要度の高い仕事でもあります。

IT系ではソフトウエアやホームページで、メディア系はテレビや雑誌を通して、それぞれ社会に変革を促す可能性を秘めています。

もうひとつ、IT系は今後、日本でさらにニーズの高まる仕事でもあります。

クリエイティブな業務を通して、自分の力を試したい。

そんな方はぜひ、『ジョブリット』でIT・メディア・クリエイティブ職を探してみてください!

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