『頂き女子りりちゃん』についての考察②なぜ“おじさん”は大人なのにだまされる?

さて、今回は多分『真剣』シリーズでは初めてですけど、前回書いた『頂き女子りりちゃん』と名乗っていた女性の事件のコラムから派生させて、いろいろ考えたいと思います。

というのもね、これを書いている“ぼく”は年齢的に彼女のターゲットとなってもおかしくなかったんですよね。

あと最近、違う“ライバー(配信者)”さんが哀しい最期を遂げた事件もあったじゃないですか。その加害者もね、やっぱり年代的にはぼくと同じくらいなんですよ。

ということで今回はぼくやそのちょっと上の世代について真剣に考えていこうと思います。

テーマは、「なぜ“おじさん”はだまされるのか」です。

“おじさん”ってこんな世代!

今回の話は、前回の記事を読んでないと、ちょっとわかりにくいかもしれません。

お時間のある方は、先にこちらをご覧ください。

褒めたくないけどすごい…。『頂き女子マニュアル』について真剣に考えた!

ジョブリットメディア

今回は人によってはちょっと気分が悪くなるかもしれません。 というのも、1年半くらい前でした

実はですね、上のコラムでは敢えて、実際の手口については触れなかったんですよ。

理由の1つには、ある種“犯罪の具体的な方法”でもあるため伏せたというのもあります。

でも、もう1つ大きな理由がありましてね。

それは手口自体は大したことなかったから。

彼女の恐ろしさは徹底した準備異常なほどに高いプロ意識にあるのであって、実際の方法は正直、幼稚稚拙だと思ったんですよね。

おじさんはなぜだまされる?

でもね、大したことない手口に多くの大人がだまされたわけじゃないですか。

また、まえがきで触れたライバーさんが被害に遭った事件でも、いろいろ(現時点では)真偽不明な報道がありますけど、それもやっぱり幼稚な方法でお金をだまし取っています

あれなんですかね。

おじさんって、だまされやすいんですかね。

我が身を振り返るとそれも強く否定できないんですけど、それだけが理由じゃないと思います。

そこにはいくつかの悲しい理由が隠されているのかもしれません。

悲しい理由①氷河期世代

今“おじさん”って言われる世代って、いわゆる“就職氷河期”が直撃した世代なんですよね。

もちろん、その中でもしっかりと準備して、努力もして、大企業や自分が入りたい会社に入った人たちもいるのですから、時代だけが悪いわけではありません

ただ、そこでがんばれなかった人たちって悲惨だったんですよ。

そしてね、事件を起こすのはそういう人たちなんだと思うんです。

おじさんと呼ばれる世代は就職氷河期のせいで“そういう人”の母数が多く、目立ちやすいのかなと感じました。

念のため。これは現象から導き出しただけのこと。別にそういう人を責めたいわけでも擁護したいわけでもないですからね。

悲しい理由②アップダウンの激しい時代

悪いことばっかりじゃないんですよ。ぼくたちが子どものころって、全体的に見ればすごく幸せな時代でした。

というのもね、ぼくらの親世代っていわゆる“バブル期”に社会人だったわけです。それなりにお金を持っている親が多かったし、そうでなくても「働いていれば給料はだんだん上がっていく」と無条件に信じていられたし。

でね、そういう全体の雰囲気って子供にも伝わるじゃないですか。

そんな温い環境で育った甘えん坊が多い気がするんですね。ぼく自身も含めてですけど。

そしてね……そのわりに波乱を山ほど味わった世代でもあるんです。

バブル崩壊オウム真理教の地下鉄サリン事件阪神大震災平成大不況、からのITバブルetc。

悲しい事件も多かった。幼女連続誘拐殺人事件とか神戸連続児童殺傷事件カレー毒物混入事件光市母子殺害事件附属池田小事件……。あとストーカーやネット関連の事件が取りざたされたのも、ぼくらが高校~大学生だったころでした。

思春期にこういった大事件が立て続けに起こったらね、そりゃあメンタルを壊す人が増えるのもやむなしです。

悲しい理由③明るい未来がない

これはぼくら世代に限った話ではありません

お若い“あなた”もいつか年を取ります。そしてそのときに、きっと理解できます。

10代20代って夢があるじゃないですか。だから悲しいことがあっても、がんばれます

30代も大丈夫です。もう若くはないけど、まだ老け込む年でもありません。それに精神的に成熟して、悲しいことを自分なりに消化できるようにもなっているはずです。

でもね。

40代は違います。体力も落ち病気がちになり、人によっては太ったり頭が薄くなったりして、未来よりも過去のほうが確実に長いと実感するんです。

しかも残ってる未来を生きていく途中で、自分はますます衰えていくわけですから。

“今”以上になることがないと分かっていながら、まだまだ長い“残りの人生”を歩かなきゃいけない

なんとなくでも、伝わります? おじさんってこういう宿命を背負った、悲しい年代なんです。

悲しい理由④最後の恋愛

えーと……文字を打っているだけでめちゃくちゃ気持ち悪いんですけど、どうしましょう。

でも、きっと異性にだまされちゃう人って、こういう感覚なんじゃないかと。

心が弱り切り、恋愛のハードルが限界まで下がり切っているおじさんたちの目の前に一見、優しそうに見える若い女性が現れたらどうなるか。

きっとかんたんに「最後の恋愛相手」になってしまうのでしょう。

いや、おかしいですよ。自分の娘でもおかしくない年齢の女の子恋愛感情を抱くことが間違ってます

でも、当事者になると分かんなくなっちゃうんでしょうね。

そしてね、皆さんもきっと同じだと思うけど、恋愛にかんして後悔が1つもない人なんていないでしょう?

「あのとき、もっとああしてればよかった」とか、考えちゃうじゃないですか。

最後の恋愛なんだから、悔いなくやれることは全部やろう。
お金に余裕のある自分が経済的にも支えてあげよう。

こんなふうに、絶対に後悔しないように、やれることは全部やろうと思っちゃうのではないでしょうか。

要するに『恋は盲目』

結局ね、昔から言うように『恋は盲目』なんでしょう。心が弱り切っている世代は、かんたんにそんな状態に陥るんだと思います。

そしてだます側すれば、これほどだましやすい相手もいません

無関係な人が見ればすぐにばれる下手な嘘すら、信じてくれる。友人・知人が止めようと注意してくれても、「お前にあの子のなにが分かる!」なんて怒り出す始末。

これ以上の“カモ”はいませんよ。

“りりちゃん”のマニュアルに出てくる会話例もね、ぼくから見れば幼稚ですよ。多分、皆さんが見ても同じでしょう。

でも、彼女に好意をもってしまった人だけは、なんとも思わないどころか「俺がこの子を守らなきゃ!」となってしまうんだそうです。

ちなみに、恋は盲目という言葉、日本で生まれたものではありません。名前は聞いたことがあるであろう超有名な劇作家・シェイクスピアの代表作『ヴェニスの商人』に登場する言葉です。

ということは、多分ですけど海外でもこういう人を狙った詐欺は多いのではないでしょうか

ちょっとだけ、うらやましい気もする

前回のコラムにも書きましたけど、ぼくは基本的に「だまされる奴が馬鹿」派です。そうなんです。ぼく、冷たいんです。

でもね、ちょっとだけうらやましいと思うところもあります。

というのも、ぼく自身、本当の意味で盲目になるほどの恋なんてしたことないんですよ。

分かりやすくいえば、「君のためなら死ねる!」などと思ったことありません

もし2人がなんらかの理由で苦しんでて相手が「一緒に死のう」って言ってきても、ぼくは多分、平気な顔で「いや、生きて幸せになる道を考えようよ」って答えると思います。そういう人なんです。

よく言えば、視野が広いのかもしれません。考え方が柔軟なのかもしれません。

でも、悪く言えば、どんなときでも「100%、本気にはなれない」病気なんです。

だからね、どう見ても嘘なのに気づかずだまされちゃう人って、うらやましいと思っちゃうんですよ。

当然、だまされたくはありませんけどね

だまされないためにできること

結論的に、こういった章も用意しました。

ぼくは、少なくとも色恋的なものにだまされたことはありません。昔、出版社に勤めていた頃は接待でキャバクラに連行されましたけど、なんの被害も受けたことはありません

なぜか。

まず1つは先ほども書いたとおり、本気になれない病気だから。

あとは、そうですね。ぼくは優先順位が確立されているというのもありそう。酒>お金>女。これが変わることは、絶対にありません。

そういう人間だから、そしてそれを隠さないから、だますために近寄ってくる人もいないのでしょう。

あともう一つ、可能性としては……実はだまされているけどぼく本人が気づいていない、というのもありえますね(笑)。

でも、それはそれでいいです。

別に生活に支障が出るほどはだまされてないし、嘘はばれなければ嘘にならないとも思っているので。

まとめ:趣味をつくろう!

だまされないために、他人に依存しないために、趣味を持とう!
はい。なぜおじさんと呼ばれる世代がだまされるのかだまされないためにどうするのかと、アフタートーク的に考えてみました。

結局、ぼくら世代くらい年を取っていて独身で趣味もないと寂しいんでしょうね。その心の隙間に、詐欺師や頂き女子みたいな人たちがすっぽり収まっちゃうのかもしれません。

そう考えると、ぼくが被害に遭わない理由の1つに意外と多趣味ってのもあるのかもしれません。

旅行映画鑑賞ギター、そして何よりお酒とそれをおいしく飲むための料理

正直ね、ひまな時間なんてまったくないですからね。

ということで、なんとなく寂しいけどだまされたくないというおじさんたちは、趣味でもはじめてみませんか?

ゴルフとかテニスボウリングあたりのスポーツ類なんかもいいし、映画とかゲームが好きならそういったコミュニティを探してみるのもいいんじゃないでしょうか。

そうすると新たな出会いもあるでしょうし、新鮮に楽しく過ごせると思います。

そして若い世代の皆さん、ぼくらおじさんはこんな悲しい人生を送っているのでだまさないでくださいできれば優しくしてください

心より、お願いを申し上げます。

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なぜおじさんはだまされるのか、本気出して考えてみた!!
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