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「バズる」「ブルーオーシャン」の意味は?よく使うカタカナのビジネス用語④

ビジネスシーンのみならず、日常生活でも使用率が高まっている「カタカナ語」解説。

最終回では「ハ行」~「ラ行」の25語を紹介します!

これまで勉強してきた単語と合わせて、全100語。勘違いすることのないように、しっかり覚えてください!

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カタカナのビジネス用語を解説!

今回は「ハ行~ラ行」のビジネス用語を解説!

今回紹介するビジネス用語
最終回も、今回も25語を紹介!

とてもよく聞く言葉が多い一方、海外では通じない和製英語も多いので気を付けてください!

バジェット

語源は“予算”もしくは“予算案”という意味の英語、「budget」。

ビジネスで使われる場合も同様に、特定の用途に使う経費を指す。

【例文】
会議までにバジェット案を決めておいて。

バズマーケティング

近年、頻繁に使われるようになった用語で、ハチの飛ぶ音をあらわす「buzz」と、製品の製造から販売までの全過程をあらわす「marketing」をあわせた言葉。

『バズる』という言葉はすでに一般化されていますが、それは“口コミなどで騒がれ、認知度が上がる”ことを指します。つまりバズマーケティングは、人為的に口コミを発生させるマーケティング手法を指します。

ちなみに、『バズる』も『バズマーケティング』も、どちらも和製英語。海外では通じませんので、注意しましょう。

【例文】
バズマーケティングを行うのではなく、自然発生的にバズらせることが大切だ。

B to B

厳密に言えば“カタカナ”用語ではありませんが、重要単語なので解説します。

英語圏の国でも頻繁に使われる表現「Buissiness to Buissiness」の略称で、to Business(会社相手)にBuissiness(商売)をするということ。日本語では企業間取引と訳されることが多い。

ちなみに前述のとおり海外でも使われるが、表記は「B2B」が一般的。

【例文】
今回のサービスはB to Bを想定している。

B to C

上とは反対に、消費者を相手にモノやサービスを展開する、「Buissiness to Customer」の略称。

ETCサイトが発達した現代では、この中の一種である「Direct to Customer(DTC/D2C)」も増加している。

【例文】
B to Cで大切なのは、消費者のニーズを正しく把握することだ。

フィードバック

“(利用者からの)反応”などを意味する英語の「feedback」が語源。“フィード”と“バック”を合わせたのではなく、1つの単語である点に注意。

ビジネスシーンでも同じ意味で使われるほか、自身の成果に対する会社・上司の“評価・結果を本人に伝えること”、ないしその書面をあらわす言葉としても使われる。

【例文】
資料を確認したあと、フィードバックを送ります。

フィックス

“(物を)固定する”、“(記憶に)留める”、“治療する”など多くの意味を持つ英語、「fix」がが語源。

ビジネスでは“(考え、制度を)定着させる”、“(意見を)明確にする”などの意味から転じて、最終的な決定をあらわす言葉として使われる。

【例文】
昨日の件、来週の会議までにフィックスしておいて。

フェーズ

英語で“(変化や進化の)段階”を意味する「phase」が語源。

ビジネスでも、段階分けした事業のステージをあらわす言葉として頻繁に使われる。

【例文】
プロジェクトは次のフェーズへ移行した。

プライオリティ

英語の「priority」が語源で、(時間や順序の)優先権という意味。

そのことから、ビジネスシーンでは優先事項という意味合いで使われることが多い。

【例文】
プライオリティの高い業務から片付けよう。

ブラッシュアップ

英熟語の「brush up」が語源で、本来の意味は“(主に勉強の)やり直し”。

ビジネスでも同じ意味で使われることはあるが、どちらかというと(資料やアイディアの)改善、改良を指すことが多い。

【例文】
この企画、もう少しブラッシュアップできないかな。

ブルーオーシャン

当然、英語の「blue ocean」が語源。もちろん、ビジネスではそのまま“青い海”を指すわけではなく、ライバルのいない市場のこと。

反対に、多くの企業がすでに参入している市場は「red ocean」と呼ぶ。

【例文】
この市場はまだブルーオーシャンだ。

プロパー

“適切な”や“礼儀正しい”、“本来の”などの意味を持つ英語の「proper」が語源。

ビジネスでは主に3番めの意味で用いられ、たとえば卸業者から直接仕入れた商品をプロパー商品、割引される前の価格をプロパー価格などと呼びます。つまり“正規の~”くらいの意味。

また、近年では特定の分野に精通した人を「経理のプロパー」、「人事のプロパー」などと呼ぶほか、中途採用ではなく新卒で入社した生え抜き社員だけを指すこともある。

【例文】
A君はプロパーだが、B君は出向でウチに来ているんだよ。

ペイ

誰もがご存じの英語「pay」が語源で、本来の意味は“(代金や報酬を)支払う”こと。

ただしビジネスでは、かかった費用や労力に対してリターンが見合うかどうかという意味で頻繁に使われる。

【例文】
そのプランで本当にペイできるの?

ベネフィット

英語で“利益”を意味する「benefit」が語源。

ビジネスシーンでは商品やサービスの利点を指し、「メリット」と同じような意味合いで使われる。

【例文】
売れる商品を作るために、ベネフィットを追求しよう。

ペルソナ

英語で“(劇の)登場人物”を意味する「persona」が語源。心理学用語として広まった言葉で、人間の外的側面を指すことから「仮面」とも訳される。

ビジネスでは主にマーケティング用語として用いられ、(商品やサービスの)仮想対象者のこと。

意味を知ると「ターゲット」と似ているように思われるが、ペルソナはより詳細な分析・定義を要する。

【例文】
この商品、ペルソナは誰なの?

ボトルネック

英語の「bottleneck」が語源。“ビン(bottle)の首(neck)”という意味だが、「bottleneck」で1つの単語となる。

くぼんだ首の部分は、ビンの中で液体や物体が通りにくい箇所であることから、“目標達成までに存在する障害”を指す。

【例文】
建設にあたり、土地を買収できるかがボトルネックになりそうだ。

マイルストーン

英語の「milestone」が語源で、日本でいうと“一里塚”。つまり“特定の地点からの距離を示す目標物”のこと。

ビジネスでも同じように、“案件の進捗を知るための節目、中間地点”を指す。

【例文】
製品の安全性を確保できれば、このマイルストーンはクリアだ。

マージン

英語で“余白”や“余裕”、“(ページの)欄外”などを意味する「margin」が語源。

“利ザヤを稼ぐ”という意味の「中間マージン」が一般化されているが、ビジネスの場合、売上から原価を引いた粗利益を指すことが多い。

【例文】
新商品のマージンはどのくらい?

マネタイズ

“収益化”を意味する英語、「monetize」が語源。

ビジネスシーンでは多くの場合、(ネットなどの)無料サービスから収益を上げる際に使われる。ソーシャルゲームの課金ガチャが好例。

【例文】
この案で本当にマネタイズできるかな。

メソッド

英熟語の「method」が語源で、ビジネスシーンでは“方法”や“方式”という意味で用いられる。

ただし、本来は“論理的な方法”という意味合いなので、ある程度理に叶った方法論が求められる。

【例文】
新人に我が社の営業メソッドを教えてあげて。

ユーザーエクスペリエンス

こちらも英熟語が語源で、英字表記は「user experience」。

直訳どおりユーザーの体験のことで、感想や印象はもちろん、使いやすさ(ユーザビリティ)までも包括する。Webマーケティングで非常に重視される要素。

ちなみに海外では「UX」と表記されることが多い。

類義語は「Customer experiance=CX」。

【例文】
ユーザーエクスペリエンスを高めれば、製品の価値は自然と向上する。

リスクヘッジ

英語で“危険”を意味する「risk」と、“防止策”などの意味の「hedge」を合わせた造語。

ビジネスではリスクに対する予防策を指す。

日常生活でも頻繁に目(耳)にするなど一般化された言葉だが、造語(=和製英語)なので海外では通用しない。

【例文】
「報連相」はリスクヘッジにも繋がる。

リスケ

英語で“(予定の)変更”を意味する「reschedule」を省略した言葉。

ビジネスでも近いイメージで、日程の最調整をあらわす言葉として使われる。

こちらも一般化している言葉だが、あくまで略語なので、上司に使うのは好ましくない。

【例文】
急用が入ったから、会議はリスケしておいて。

リソース

“資源”や“財源”などの味を持つ英語「resource」が語源。

ビジネスにおいては、人、モノ、カネなどの経営資源を指す。

【例文】
この案件には多くのリソースを割くべきだ。

リテラシー

英語の「literacy」が語源で、“読み書きの能力”という意味。

しかし、現代の日本では(あるものを)正しく活用できるという意味合いで使われることが多い。

好例は「ネットリテラシー」や「メディアリテラシー」など。ただし、これらは海外では一切通じないので注意。

【例文】
ネットリテラシーのない人を雇うのは不安だ。

ローンチ

“(船やボートを)進水させる、水面におろす”という意味の英語、「launch」が語源。

転じて、ビジネスでは立ち上げるという意味で使われる。特にIT業界においては、Webサイトの立ち上げに限定されることも。

また、金融業界では市場に有価証券を発行することもこう呼ぶ。

【例文】
新サイトのローンチに伴い、情報を共有しておきます。

まとめ:耳になじんでいる言葉ほど通じない!?

ビジネス用語の中には海外で通じないものも!
ビジネス用語紹介の最終回として、「ハ行~ラ行」を紹介しました。

今回、紹介したものの中には、ビジネスシーン以外でもよく聞く言葉が多かったと思います。「ネットリテラシー」や「リスクヘッジ」は、知らない人の方が圧倒的に少数派でしょう。

また最後の「ローンチ」も、新たなゲーム機が登場するたびに「ローンチタイトル」というはカタチで聞いたことがあるのではないでしょうか。

しかし、これらはすべて和製英語です。海外では通じません。

ダイバーシティ化が進み、さまざまな国籍の方と一緒に働く。そんな流れにあるにもかかわらず、日本には和製英語がはびこっています。

わざわざカタカナ用語を使うのであれば、それが正しい言葉なのか、そしてそれがきちんと伝わるのか。それを考えてから言葉を選んでいただければ幸いです。

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カタカナのビジネス用語を解説
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